生命系の進化論

性欲 5.3.1恋のenergy-1 

2021年04月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:生命系の進化論

5.3.1恋のenergy

クオリアの章で述べたように、DNAに書き込まれた遺伝情報系のコードを満たすことは、我慢できない程の快感を伴ないます。

阿修羅の両親は飢餓状態に置かれても、DNAにコードされた遺伝情報系の強烈な欲望を求め交わり、阿修羅を生んだ。

性欲において、雄と雌はどのような状況に置かれても、性ホルモンを求めて重なり合おうとする。そして生まれた子供も、生き残っていく者だけが親の質に合わせたDNAを継承し、六道輪廻を徘徊する。

雌雄を持つ動物に関して、男性は男性ホルモン(tesutorogenn・エストステロン)に、女性は女性ホルモン(Estradiol・エストロゲン)に支配されて、子孫を残そうとする。したがって、男女は求め合う動物ですね。年を取ってもそれは同じです。そして、男性の場合、男性ホルモン・テストステロンを元に、女性ホルモン・エストロゲンが作られて分泌される。

つまり、女性に成れなかった者たちが、女性ホルモンを求めて女性に抱き着く構図が、子孫を残す原点なのだ。

遠い昔、外部環境が厳しくて女性化できなかた個体が、男性になって交尾をし、夫々のDNAを交換ながら減数分裂させて、その少しでもいいから、厳しい外部環境に耐えられる個体を残そうと、様々な組み合わせを生じさせた結果だ。さらに雌雄が交わって、夫婦関係が深くなってくると、オキシトシンなどが分泌されて、一体感を感じだす。子供を周期的に産ませるのは、母乳の出をよくするホルモン、プロラクチンです。

プロラクチンは脳の下垂体から分泌されるホルモンで、乳腺の分化や発達、乳汁の合成や分泌に関連している。哺乳類においては巣作りや授乳などの母性行動に影響を与え、(子を守る本能から)敵対的行動の誘発も行なうものです。ちなみに男性の場合は、射精オーガズム後、急速に「性欲」を失う原因となっているのも、プロラクチンの影響だ。



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