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たかが一人、されど一人

皇位継承問題 

2021年03月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 今日、皇位継承策を議論する有識者の初会合が開かれるとの発表があった。近く開かれるとは前々から聞いていたが、そのメンバーが気になっていたところだ。昨日その人選も合わせて発表されている。メンバーは6人で男女3人ずつ。これは良いとして。この人選は誰がしたか分からないが、一寸不思議な気がしている。中で知っていたのは一人だけ、元慶應義塾々長の清家篤氏だけ。清家氏は塾のOBとして行事の際に何度も話を聞いているので、人柄や見識については申し分ないように思うが、それでも専門は経済学者だ。しかも清家氏が座長ではないらしい。では座長は誰か、菅首相自身かもしれぬ。他の5人は初めて聞く人だが、少なくとも歴史学者は一人もいない。更にびっくりしたのはJR東日本の経営トップや元アイドルの女性タレントや元NHKのニュースキャスターが入っていたこと。更に詳しく見ると、清家氏を別にすると学者らしき専門家は二人だけ、一人は慶応教授の国際政治学者、もう一人は上智教授で行政法専門の学者(女性)で、ご丁寧に今悪名高い総務省御用達のようだ。このメンバーで、果たして平成天皇が退位の際にも心配されていた「象徴天皇のあり方」について突っ込んだ議論ができるのだろうか、と余計な心配をしたくなる。議事録が公開されたら読んでみたい。今朝の天木直人氏のブログには「誰が何を基準にして選んだのだろう、人選そのものから国民的合意が必要」との文言があったが、その通りだと思う。先の大戦の終戦時の詔勅(玉音放送)の下書きをしたとか、平成元号を竹下首相に提案したとされている安岡正篤氏のような人物は時代錯誤かもしれぬが、せめて憲法学者の木村草太氏のような人を人選に加えてほしかった。皇位継承問題の再検討はもう大分以前から問題になっていて、一時は御厨貴氏などが中心になっていたような感じもあったが、いつの間にか消えていた。コロナ対策もはっきりせず、東北大震災や原発事故も同様な上に、コロナにも打ち克つことが出来なかったしょぼくれオリンピック議論もなにかすっきりしないまま、日にちは淡々と進んできたし、これからもはっきりしない日が続くだろう。そこに突如浮上した皇位継承問題、学術会議を潰す算段に走るほど学者嫌いな政権でもある。口先では、「落ち着いた雰囲気の中で静かの討論を」なんて言うが、このメンバーで出来るはずがあるまい。コロナの諮問委員会を見ても、この政権は学者のことが何も分かっていないようで、ピント外れの人材を集めて、本当に必要な学者の意見を採用しないのか、または出来ないのか。愚か者とは言いたくないが、困った政権だ。

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