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不思議に色っぽくゴージャス「魔女がいっぱい」 

2021年01月17日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


「魔女がいっぱい」 2020年  アメリカ  原題:The Witches『洋画の大作は「TENET テネット」以来、約3ケ月ぶりでは?ワクワクに胸が高鳴る極上のエンタテインメントが帰ってきました。』との宣伝につられて観に行ったロバート・ゼメキス監督の「魔女がいっぱい」。ロバート・ゼメキス監督は名作である「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)や「フォレスト・ガンプ/一期一会」(1994)を作ったし、映画の原作は、「チャーリーとチョコレート工場」の原作者でもある児童文学作家のロアルド・ダール。これは、つまんない映画にはならないだろうと思いで観に行った。ストリーは子供が大嫌いな魔女にネズミにされてしまった子供3人が力を合わせて魔女を退治するというシンプルなお話。いきなり自分がネズミに変身されてしまったらどうなるかと考えると、ウツになって目立たない場所に消極的に隠れてしまいそう。でも、主人公の男の子は「ぼくはネズミのままでも大丈夫。身体が小さくなったら気持ちが大きくなったよ。魔女の計画を止めないと」と言うふうに、前向きに元気に画面を駆け巡る。『子供がネズミになってしまった』という状態が、細かなネズミの表情や体の動きに実にうまく表現されていて、今更ながらCGの『空想を現実的に見せる』力には驚かされる。しかし、何よりこの映画は、アン・ハサウェイの為の映画といえる。これって、本当に子供向き?と、疑問に思うほど彼女の魔女のビジュアルの強さが半端ない。端正な美貌が口裂け女の恐怖映画のように、口を開けた時のリアルで怖い爬虫類のような顔面に変化するそのインパクトがすごすぎる。それでいて、アン・ハサウェイの魔女がとても色っぽいのは身体にフィットしすぎた高級ファッションのせいなのか、彼女の身体をはい回るヘビ効果のせいなのか何なのか・・・・・・。魔女じゃなくてSMの女王様役かなんかも似合いそうだ。40歳年上の男性アシスタントを演じたロバート・デ・ニーロとのやりとりが見応えがあった「マイ・インターン」(2015)や、メリル・ストリープ演じた厳しすぎる上司に負けずに頑張る姿が印象的だった「プラダを着た悪魔」(2016)のときには見られない、色香漂う女性としての存在感を感じた。また、魔女達を前にして、ヒットラーのごとく演説を始めそのままやがては自身が空中に浮かぶ様は全てをひれ伏させる独特な威厳も感じさせ、見事だった。彼女がこのキャラクターを楽しんで、とても自由に演じている事も心に残った。冒頭のホテルでの魔女の集会の場面では、アン・ハサウェイの魔女の頭はかつらを取り去ると、スキンヘッドでそれもちょっとボコボコしている。かゆいのか、いらいらした顔で頭をかきむしり、そこから虫が一匹でてくる映像は、ぼくには気持悪すぎて映画の途中なのにしばらくそのシーンをひきずってしまった。今までいろんな映画やドラマで残虐なシーンは見慣れていても、ふいにこうした自分には耐えがたい映像というものに突き当たる。それも、耐えがたいと思いつつ映画を見ながら、『脇の下をかいたら虫が出てきたとか、かゆくて股間をかきむしったら虫がわさわさ沸き出てくるとかじゃなくて良かった。』などと不快に思いつつ・・・・・・、いろんな想いに頭が働いて、少々疲れてしまうのだった。一般の感想で、「この映画は映画館で観るほどのものではなくて、DVDでみればそれでいい。」という意見もあったけど、非現実的な映像に力を入れている「魔女がいっぱい」のようなファンタジー映画は、ぜひ映画館で観るべきだと思う。魔女や人間が全身やけどの風船ぶくれのようになり、に空中に浮かんで、爆発してネズミになるシーンも見応えがあった。これは大画面でないと、迫力は伝わらない。と、書いた時点で紹介が遅すぎて、この映画をやっているのは全国的にほとんどない状態になっている。でも名画座で上映することもあると思うので、見ていない人はぜひそのタイミングでの劇場鑑賞をお勧めします。

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