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三遊亭鳳楽師匠との交流(中編) 

2020年10月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

4日(日)の「日本の話芸」に出演した鳳楽師の演題は『替り目』だったが、風流寄席では聴いたことがない噺だった。
もっとも、何回か欠席しているので、その時に口演している可能性はある。
「日本の話芸」は、月曜日にEテレ、土曜日は総合で、再放送する。
今回、10日(土)を観ることが出来た。
同じ口演を続けて観ると、新しい発見があり、結構、楽しめる。

偶のことだが、風流寄席で、閊(つか)える事があるので、4日(日)の放映をハラハラしながら観ていた。
仲間が、「羽織の紐と着物の色が良く合っていた」と、メールを寄越したが、何色だったか覚えていない始末だ。
9月の国立演芸場で、前座が『やかん』を、淀みなく口演したのを思い出した。
全く面白くなく、客の笑い声も聞こえなかった。
「日本の話芸」は上々の出来で、鳳楽師の感情を込めた語り口は、胸に響いて来た。

10日(土)の早朝、テレビで「日本の話芸」の再放送を観た後は、NHKラジオで「真打ち競演」を聴いた。
出演者は、ロケット団(漫才)、堺すすむ(ギター漫談)、三遊亭遊雀(落語)で、国立演芸場でお馴染みの3人(組)だった。
遊雀師は好きな噺家の一人だが、お馴染みの古典落語『真田小僧』を、最後のオチまで熱演した。
ところが、11日(日)のテレビの「演芸図鑑」で、入船亭小辰が、同じ『真田小僧』を、オチを替えた短縮版で口演した。
『真田小僧』に限らず、『替り目』や『宮戸川』など、最後のオチまで聴かないと、演題の由来が分からない噺は少なくない。

鳳楽師の『替り目』は、オチまで口演した。
更に、高座に上がる前に解説があり、高座でも噺の前にマクラも入れた。
これは、持ち時間の問題で、技量の優劣とは関係ないのだが。
今回、1週間に亘り、テレビとラジオで『替り目』を、4回(3人)楽しむ事が出来た。
10月下旬に国立演芸場で開催される「五代目圓楽一門会」で、鳳楽師がどんな高座を見せてくれるか、楽しみにしている。

続く

   *****

写真
2020年10月14日(水)の昼餉と夕餉

御礼
「歌舞伎のチケット購入で大失敗」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りて御礼申し上げます。



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