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エデンの東 

2020年10月07日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日、紹介する映画は「エデンの東/EAST OF EDEN」。
BSプレミアムで2020年10月7日(水)13:00〜放送。

ジェームズ・ディーンは1955年(昭和30年)9月30日に、
愛車のポルシェを運転中、乗用車と激突して24歳の若さで死亡。

この映画は2週間後の10月14日、日本で公開されました。

反抗しながらも助けを求めるような、
”上目づかい”の目は忘れられないですね。

”愛されないほど つらいことはありません
 愛されないと心がねじけます。”と、青春の孤独と不安に
陥りながら父との和解の道を探りながら生きうキャル。

原作は旧約聖書の一節、アダムとイヴの息子カインが、
神に愛される弟アベルに嫉妬して殺してしまう話を
題材にしたノーベル賞作家・スタインベックの長篇小説。

1917年、カリフォルニア州の小都市サリナス。

農場を営むアダム((レイモンド・マッシー)には
2人の息子がいた。
兄アロン(リチャード・ダヴァロス)は、真面目で心優しい青年で
アブラ(ジュリー・ハリス)という美しい恋人がいた。

弟キャル(ジェームズ・ディーン)は兄とは違って、気難しく
反抗的で何かと問題を起こし家族から厄介者扱いされていた。

ある日キャルは、死んだと聞かされていた母親が
生きており、近くで酒場を経営する
ケート(ジョー・ヴァン・フリート)だと知るのだった・・・。

”ケートは悪い女だし、僕も悪い。だから親子だ”。
”善も悪も親から譲られる 僕は悪だけを譲られた
 自分がどんな人間かを知りたいんだ。”と、

自分が不良なのはそんなふしだらな母の血を
継いでいるからだと信じ込んだキャル。

一番好きなシーンは事業に失敗した父を助けようと、
母から借金して大豆相場に賭けたキャルが大豆の芽吹きを
心待ちにして、広大な畑で腹這いになって大豆を
愛おしく見守るシーンです。

又、テーマ曲がいいですね。ワルツのリズムで哀感を漂わせる
レナード・ローゼンマンが作曲した曲。

彼はディーンの親友で、ディーンがカザン監督に
推薦してこの曲が出来たとのこと。
https://youtu.be/h1fOFlG5b2w

ヴィクター・ヤング楽団の演奏で大ヒット。

青春は我々にとっては今は遠い昔の話。
でも時々、かって輝いていた青春の日々に思いを
馳せるのもいいですね。

未熟と成熟、愛と憎しみ、挑戦と挫折、相反する青春の苦悩。

今の私はと言えば、映画を観て、昔を懐かしむだけですが。
" Shane, Come back !"ならぬ、
” Come back in time, if I could”と、時間よ戻れと望むだけ。

時たま、サミュエル・ウルマン の「青春の詩」を拠り所に
”青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ
優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心
安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ
年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる”

と、気ばかりは若くと思っているが、身体がついてこない。トホホ!


アカデミー賞4部門にノミネートされ、
J・V・フリートが助演女優賞を受賞。

監督はエリア・カザン。
1955年(昭和30年)制作。



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