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男はつらいよ 寅次郎夢枕 

2020年06月06日 ナビトモブログ記事
テーマ:コメディ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は「男はつらいよ 寅次郎夢枕」。
BSテレ東で2020年6月6日(土) 18:30〜放送。
「男はつらいよ」シリーズ第10作目。

キャッチフレーズは、
”さくら、兄ちゃんが惚れられるなんて、
 世の中、さかさまだよなぁ…”

冒頭の「寅さんの夢」は昭和初期のカフェーが舞台。
マカオの寅が颯爽と登場ですね。

晩秋の甲州路旅する寅。
旧家の奥さん(田中絹代)と雑談中、
昔、寅次郎と同じ香具師仲間が、
この地で哀れな末路を聞かされ
急に故郷が恋しくなり柴又へと帰る。

「とらや」に帰ってみると、
二階の自分の部屋は、御前様の甥の
助教授・岡倉(米倉斉加年)が貸りていた。

気分を害した寅次郎は、また旅に出ようとするが、
その時、幼なじみの千代(八千草薫)が
「とらや」を訪ねて来たことで、
とたんに機嫌が良くなった寅であった。

千代(八千草薫)は夫と離婚して
「とらや」の近所に美容院を開業していた。

岡倉が千代に惚れていることを知った寅は
恋する男の気持ちを語る。

”いいかい、恋なんてそんな生易しいもんじゃないぞ。
飯食う時だってウンコする時だって
いつもその人のことで頭がいっぱいよ。
……
「寅ちゃん、私のために死んでくれる?」って、
言われたら、ありがとうと言ってすぐにも死ねる。
それが恋というものじゃないだろうか。”

表現はさておいて、これが寅さんの「恋愛論」。
恋の為に死ねるかと聞かれらあなたは死ねますか?
私と言えば、若いときならいざ知らず、
今はいつ死んでもおかしくない…。

岡倉の恋する気持ちを伝える寅。
”あらかた察しはついているんだろうけど……”と言うと、
千代は寅のプロポーズと感違いしてしまい、
”寅ちゃんと一緒にいると、
なんだか気持ちがホッとするの。寅ちゃんと話していると、
ああ、私は生きているんだなぁって、
そんな楽しい気持ちになるの”と返事する。

”寅さんとなら一緒に暮してもいい”との
マドンナからの初めての告白、さて、どうする寅さん…。

本作の見どころは、なんと言っても、
いつも振られているばかりの寅さんが
マドンナを振るところでしょう。

私には根無し草の寅さんが、結婚して定住するなんて
考えてもいないので当然?だと思ったことでした。

それに、岡倉に言った言葉から考えると、
寅さんは惚れやすいけど、本当の『恋』では無かったと
言うことでしょうね。
皆さん、どう思いますか?

監督は山田洋次。
制作年は1972年(昭和47年)。



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