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平成の虚無僧一路の日記

「一節切」で「紫恋慕」 

2011年07月26日 外部ブログ記事
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「一休」作と伝えられる『紫恋慕』という曲がある。

『紫鈴慕』『紫鈴法』とも書く。都山流では『紫礼法』
として作譜刊行された。

江戸時代初期の史料では、尺八の曲名に『恋慕ながし』と
いうのがあるので、私は『紫恋慕』とするのが正解かと
思っている。「紫」は、京都の大徳寺がある地名「紫野」。
「大徳寺の開祖『大燈国師』を恋い慕う」という意味か。

それが、江戸中期から、「普化禅師の鈴の音を慕う」と
いう意味を込めて「鈴慕」と当て字された。

だが「鈴を慕う」なら漢文的には「慕鈴」でなければ
ならない。それでか、明治になって「鈴の法」と当て字
されるようになった。「礼法」では、意味が届かない。


一休さんの時代の尺八は1尺3寸ほどの短い「一節切
(ひとよぎり)」と呼ばれる尺八だった。

そこで、秘蔵の「一節切」を取り出して『紫恋慕』を
吹いてみた。丁度 Tさんが稽古にみえたので、1尺
8寸管と合わせてみた。今までなかなか吹けなかった
のが、今日は はじめて完璧に吹けた。

1尺8寸管の「ロツレチハロ」から5度上げて、
「レチハロツレ」と吹くと、みごとに合う。
つまり、1尺八寸の「ロ」が一節切の「レ」と
同音。「ツ(メリ)」は「ウ」となるから 吹き易い。

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