おひとり様の今日はこんな感じ

家族葬ってこんな感じでした。 

2020年02月02日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

前回、父が亡くなったお話をしました。

父の葬儀は、我が親族初の家族葬で行いました。

我が家は田舎の(小さな)本家なので、
例えば祖父が亡くなった時の私の記憶では、

お葬式とは、

結構早めに、近所の大人や親戚の大人が家に集まってきます。
葬儀委員長や、今後の日程を決めるのです。

茶の間には人がたくさんいて会議中なので、母親やお隣の家のおばさんはお茶の支度をしなくちゃなりません。

本家なんて言っても、貧乏な小さな家ですから
子供の私たちは居場所なんてありません。

通夜や告別式も家で行ったので、ひたすら料理を作る手伝いや、
ふすまを外して部屋を広くして、告別式後の精進落とし(私の地域では灰寄せといいます)の準備をしました。

そうです。
お葬式とは、家族がぐったり疲れるものでした。

でも、家族葬とは、

今回は、父の遺体は、亡くなった当日に斎場の方が迎えに来てくださり、
斎場に安置させていただきました。

なので、ご近所や親族に、

近親者だけで葬儀を行うこと、
遺体はもう家にはないこと、
香典はご遠慮しますが、どうしても焼香に来てくださる方は、告別式後の〇日ならお越しください。
と、事前に連絡をさせていただきました。

なので、家に誰も来ないのです。

おかげで、私の葬儀の思い出は180度変わりました。

そうです。
家族葬とは、残された家族が楽でした。

父と家族と、父の兄弟のおじさんや、私のいとこ達とゆっくり過ごす事ができました。

告別式の最中も、家族で自由に父を偲ぶことができました。

さすがに、親族の中には「一緒に見送りたかった」と言ってくださった方もいました。
その気持ちもわかります。感謝しています。

私は家族葬でいいなと思いました。

ただ、金額はピンキリですよ。
親族だけで小さな葬儀…だって、決して安くはないですよ。

祭壇も無し、通夜も無し、告別式も無し…。
花も無し。なら10万くらいかも。
でも、そこまではできませんよね。

普通にすると、なんだかんだで100万前後はかかるでしょう。

そして父は生前、お寺の檀家としての立場に力を入れていた時期もあったので、和尚さんにきてもらいました。

それが〇〇万円かかりました(-_-;)
「お父様には生前大変お世話になりましたから」
と、これでも値引きしたらしい。

おいおい、時給にしたらいくらだよ!

今回喪主で、頑張ってくれた兄に
「死ぬ時のために、いったいいくらあればいいんだ?」
と聞くと、
「ん〜、多めで200だな!」
だって。

やばいよ〜。



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