おひとり様の今日はこんな感じ

認知症の父・逝く 

2020年01月26日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

約5年前、認知症の診断を受けた父。
1月15日に家で亡くなりました。
87歳でした。

いつも通り、自分で朝ご飯を食べて、そのあとお昼寝みたいに静かに逝きました。

母、兄、兄嫁に囲まれて。

最後まで自分で歩き、トイレも行き、しっかり食べて。
眠るようにって、すごいです。
理想ですね。

私は仕事中でったので、「様子がおかしい」と連絡をもらって、急いで実家に行ったけど、最後には間に合いませんでした。

でもその顔は、いつもの寝顔でした。
寝てるだけじゃん。って思いました。

ここまでは、なんて家族も楽だったろうと思われるかもしれませんが、そんな事はないのです。

認知症が進んでいましたから、特にこの一年ほどは家族は大変でした(笑)

トイレは自分で行くけれど、使った後はびちゃびちゃ。
母がそのたび、掃除していました。

ご飯はなんでも食べちゃいました。
炊飯器の中、全部食べちゃいます。
マヨネーズ、マーガリン、長芋そのまま。
冷凍アジフライ。

さすがに生の鶏肉を食べた話を聞いたときは、ちょっとした妖怪が頭に浮かびました(笑)

でも、まだ体は元気だと思っていたので、こんな風に急に逝ってしまうんだなと…。

もう少し、いろんな物を食べて、まだまだ伝説を残してほしかった気もします。

なんだかんだ大変でしたけど、寝たきりにもならず、施設のお世話にもならず、やっぱりあっぱれです。

昔から穏やかで、父に叱られた記憶はありません。

たくさん働いたよね。
お疲れさまでした。

ありがとね。



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