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吾喰楽家の食卓

男の友情背番号3 

2019年09月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

数日前、無性に国立演芸場へ行きたくなった。
既に、上席なら、二日目を見ている。
お目当は言うまでもなく、トリを務める昔昔亭桃太郎である。
桃太郎と言えば、新作落語だ。
国立演芸場へ通い始めた頃は、古典落語ばかり好み、新作落語は避けていたので、私も随分と変わった。
しかし、よく考えたら、ラジオで落語を聞いていた子供の頃は、先代の桃太郎も好きだったので、不思議ではないかも知れない。

チケットセンターにアクセスすると、千穐楽に、良い席が空いていた。
売れ残りだから、慌てることはない。
午前十時の電話受付開始を待ち、安いシルバー料金で、最前列下手側のチケットを購入した。
最近、中央の最前列が取れないときは、下手側を選んでいる。
噺家と、アイコンタクトが取り易い。
当初は照れくさかったが、慣れて来たら快感に変わった。

桃太郎の演題は、二日目と同じ『結婚相談所』だった。
面白い噺は、続けて見ても面白い。
それに、同じ演題だが、マクラを含めると同じ内容は七割ほどだった。
最近、決まったのか、来月、NHKで収録があるそうだ。
今回の『結婚相談所』を、口演するらしい。
「今日は練習です」と言って、客を笑わせた。

今回も、石原裕次郎の『男の友情背番号3』を歌った。
毎度のことながら、「この歌を知っているか」と、客に聞くが、私の他には誰も手を上げない。
知っていても、手を上げない人が居るのだろう。
歌い終わって、「三番まで歌えますか」と、私に聞いてきた。
手を横に振ると、「三番まで歌える人は居ないでしょう」と、嬉しそうに続けた。
この歌を目当てで来た訳ではないが、大いに楽しめた一日だった。

*****

写真
9月10日(火) 国立演芸場の演題



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