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吾喰楽家の食卓

三遊亭円楽の病状 

2019年08月13日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

昨日の国立演芸場は、満員御礼の立札が出ているのに、客の出足が遅く、前座の開口一番が始まっても、空席が目立った。
三遊亭円楽がトリを勤める二日目のチケットは、発売を開始した数日後に、立川談春が出演することを知り、追加で購入した。
その為、最前列の席は売り切れていて、下手側ブロックの二列目になった。
一列目にある六席の内、半数は最後まで空席だったので、二列目に居る者にとっては、見やすくて良いのだが、何とも勿体ないことである。
チケットが完売で、見たくても見られなかった人が、少なくないはずだ。

毎年、国立演芸場の八月中席は、桂歌丸がトリを勤めて怪談噺を長講していた。
ところが、昨年の四月中席で『小間物屋政談』を、奇数日に口演したのが最後の高座になった。
隔日にしか高座に上がらなかったのは、かなり体力が衰えていたのであろう。
その年の八月中席は、弟弟子の桂米助、協会副会長の三遊亭小遊三、笑点仲間の春風亭昇太が交替でトリを勤め、桂歌丸追悼公演になった。
三回忌を迎えた今年、円楽自身が言うのには「誰が言うともなく、円楽が引き継いだらどうだ」ということになったそうだ。

今回、円楽は、『唐茄子や政談』、『ねずみ』、『死神』、『藪入り』、『浜野矩随』を交替で口演する。
噺の感想は別の機会に譲り、今回は円楽の病状について記す。
初日の高座で、2.3センチの脳腫瘍があり、放射線治療などを受け3週間ほど入院したことを説明していたらしい。
昨日の高座では、歌丸との関係を冗談交じりで言い、観客を笑わせてくれた。
また、上席に出ることが治療の励みになったと、しみじみと語った。
医師から、声帯も筋肉だから、使わないと衰えると言われった通り、声の出が悪いらしい。
とはいえ、この日の演題『ねずみ』は、充分に声が出た、気合の入った高座だと感じた。
この先も治療は続くようだが、今後とも元気に活躍してくることを期待している。

   *****

写真
8月12日(月)の国立演芸場(玄関・演題)



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湯好屋三助其の2さんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

好みの問題もありますが、笑点のメンバーでは、一番だと、個人的には思っています。
心底、歌丸さんの生き様を尊敬し、お手本にしているように感じます。
病いを糧にして、益々、落語が上手くなるのではとも。

2019/08/13 08:26:19

3年前ですが

湯好屋三助其の2さん

おはようございます。私湯好屋三助は3年前に東京都町田市の市民会館で圓楽師匠のトークショーに行きました。大盛況で満員御礼でした。事前にチケット貰っていたので無事に中に流石に博学でした。勉強家なんですね。人生死ぬまで勉強教わりました(笑)

2019/08/13 07:18:04

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