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東京暮色 

2019年07月31日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆様、今日は〜!

今日の映画紹介は『東京暮色』
BSプレミアムで2019年7月31日(水)13:00〜放送。

本作は父と2人の娘、そして母との複雑な
関係を小津監督が描いた人間ドラマ。

監督の最後の白黒作品であり、
山田五十鈴が出演した唯一の小津作品で。

ジェームズ・ディーンの『エデンの東』に
インスパイアされた作品と言われているだけに、
なるほどと思い当たるシーンが多いですね。

キャッチフレーズは
”母の過ちが娘に残した心のかげ!
  ひとり寂寥の人生をゆく父の姿!”。

杉山周吉(笠智衆)は銀行に勤め、
男手一つで子供達を育ててきた。

ところが、姉の孝子(原節子)が夫との折り合いが
悪くて幼い娘を連れて実家に戻ってくる。

妹の明子(有馬稲子)は短期大学を出て、
遊び人の川口(高橋貞二)らと遊び回り、
その中の一人の木村(田浦正巳)の子を身籠ってしまう。

明子は中絶費用を工面するため、
叔母の重子(杉村春子)に金を借りようとするが断られ、
重子からこれを聞いた周吉は怪訝に思う。

そんな中、明子は雀荘の女主人喜久子(山田五十鈴)が、
自分の実母ではないかと孝子に質すが、孝子は否定する。

喜久子はかつて周吉が京城(今のソウル)に赴任時に
周吉の部下と駈け落ちした過去があった。

明子は中絶手術を受けた後で、
喜久子がやはり自分の母であることを知って
自分は本当に父の子なのかと質すのだった。

小津監督にしては暗い映画ですね。
軽快なBGMと暗いストーリーの展開が
ミスマッチのようで、「人生とこんなもんさ」と
思わせるところが監督が言わんとしているところでしょう。

私は、何と言っても、あのカメラアングルと、
俳優のまったりとした話しぶりと間のとり方が大好きです。

昔、懐かしい当時の上野駅の汽車の風景などは、
何度、見てもいいですね。

1957年(昭和32年)製作。



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