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幕末太陽傳 

2019年07月13日 ナビトモブログ記事
テーマ:コメディ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

WBA世界ミドル級タイトルマッチで、
村田諒太が昨年10月、米ラスベガスで負け
王者となったロブ・ブラントとの再戦で2回TKO勝。

村田は昨年、負けた時辞めなくて良かったです。
サポート体制も十分にしてリベンジに成功。
強豪揃いのこのクラスで、我々ファンを楽しませて欲しい。

今日の映画紹介はデジタル「幕末太陽傳 」。
BS朝日で2019年7月13日(土)13:00〜放送。
4Kデジタル版なので4Kテレビを持っている人は
4Kで観て下さい。

監督・脚本・川島雄三×今村昌平×主演・フランキー堺の
日本映画史上に残る傑作コメディー!

1957年(昭和32)年公開の古い映画ですが、
「居残り佐平次」「品川心中」など、古典落語をもとに、
当時「太陽族」と呼ばれた若者たちの風俗を意識し、
スピーディーでテンポの良い幕末風俗喜劇映画に
仕上げたのは、”鬼才”川島監督。

キャッチコピーは、
”「生きるんでぃ!」乱世を軽やかに生き抜く庶民の力に
 明日への希望が湧いてくる!”

冒頭、加藤武のナレーターで始まるシーンは
東京・北品川の色街。売春防止法の施行で
翌年の昭和33年に、姿を消すことになる売春宿から、
一転して、100年前の幕末の後6年で明治となる文久2年末。

品川には100軒の遊郭が軒を連ね、
1000人以上の女が遊女として生きていた。
その中の一軒「相模屋」へタイムスリップ。

佐平次(フランキー堺)は品川の相模屋へ行く途中、
外人と揉めた長州の志士が落とした懐中時計を拾う。
その懐中時計は長州の高杉晋作(石原裕次郎)もので、
相模屋で会った高杉に懐中時計を返す。

相模屋には長州の志士たちが逗留していた。
彼らは尊皇攘夷のため、
建設中の異人館を焼き討ちにする計画を立てていた。

金も払わず居座る彼らを女将のお辰(山岡久乃)と
婿養子の伝兵衛(金子信雄)は煙たがっていた。

相模屋の女郎たちの中で稼ぎ頭は、こはる(南田洋子)と
おそめ(左幸子)で互いに相手をライバル視している。

無一文なのに遊郭で豪遊した佐平次は、
そのまま居残りを決め込み、金の請求に来た使用人の
喜助(岡田真澄)を得意の口八丁手八丁でだまし、
機転を利かせ要領よく仕事をしては、ご祝儀を稼ぐ。

川島監督が
「現代を描いていくと、究極的に喜劇の形となる」との
言葉のようにユーモアの中に世相を
鋭く風刺した映画になっていますね。

フランキー堺が本作で、ジャズ・ドラマーから、
俳優として認められた映画。

私のお気に入りのシーンは、
女郎を演じた南田洋子と左幸子の女同士の
取っ組み合いのケンカ。
このシーンには”オォー!これはアクションだ”と
思ったことでした。

62年前の映画とは思えない斬新な傑作コメディ映画。



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