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まちとも こころのおもむくままに

福祉の現場の努力が報われる制度を求めます 

2019年05月30日 外部ブログ記事
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NPO法人“T”の理事会が開催されました。6月に総会を控え、そこに提案する議案を審議しました。理事長として、決算を見て頭を抱えます。当期活動差額が数十万円の計上です。赤字にならなかったから良かったとも言えますが、事業に必要な大型備品等の購入のために積み立てる余裕がありません。このままの状態が続けば、職員の昇給も難しくなります。運営に努力しなかったわけではなく、事業の年間延べ利用者は増加しています。しかし、給付費は70万円ほどの減収です。昨年の報酬改定のカラクリガあり、基本的な報酬額に変更はないのですが、加算という目につきにくいところで条件が変わり、利用者数が増加しても減収になるという状況が生まれました。今までどおりの対応では減収になると承知していたので、職員の努力で利用者の増加に努めてきましたが、減収に対応できるだけの利用者増には至りませんでした。障害者の就労支援事業の事業所数は増加しています。そのこと自体は、利用しようとしている人たちにとって必要なことです。しかし、一方では、事業所による利用者の奪い合いという側面も生じています。後発の事業所は、「昼食付き」「工賃○○円保障」などの宣伝で利用者確保を行ってきています。当法人の基本姿勢は、支援内容で勝負ということで、一人一人の利用者の状況に応じた作業環境の整備と利用者間のコミュニケーション力の向上、生活の幅を広げるための支援等、20数年の積み重ねで確立してきた支援内容により利用者確保に取り組んでいます。そのような支援内容を評価して、看護系、福祉系の学生の実習も毎年多くの依頼があり、それを受け入れています。特に、看護系の学生実習を受けている事業所は限られており、年間40名余を受け入れている当法人は、このことを自慢してもよいのではないかと考えます。障害者支援の“老舗”という自負を持ちつつ、新たな支援の知見も取り入れながら利用者支援に取り組み、努力を重ねていますが、それが報酬に反映しない制度はいかがなものかと不満を感じます。このままでは、今年度の職員の昇給が難しくなると頭を抱えます。障害者支援に限らず介護の現場でも同じような状況があります。障害者や高齢者などを支援する現場の努力が報われる、そんな制度を確立してほしいものです。理事会での議論から、そんなことを考えました。キョウチクトウの白い花

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