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吉原炎上 

2019年05月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は「吉原炎上」。
BS-TBSで2019年5月21日(火)21:00〜放送。

原作は画家・斎藤真一の「絵草紙・吉原炎上」。
江戸時代から明治の終わりまで、
絢爛と花咲いた遊興の場所、吉原遊郭が炎上して消失する。

映画の最後に出て来るコメントは、
”翌、明治45年、吉原は再建されたが、
昔の面影はどこにもなく,
花魁と呼ばれた女たちは、娼婦としか呼ばれなくなった”。

何回も再放送されていて、TVドラマ化もされているので
見た人も多いでしょうね。

キャッチコピーは
”時は明治、吉原遊郭。女はどこまでも、
      売りものになりきって息をします”。

明治の終わり、1908年(明治41年)。
久乃(名取裕子)は父親が残した借金のため、
吉原の中梅楼に女郎として売られてきたのは十八歳の春。

彼女は器量と運で、久乃は“お職”(花魁の最高位)へと
登りつめていく。

〈春の章〉
中梅楼にはお職の九重(二宮さよ子)に、
二番太天の吉里(藤真利子)、
三番太天の小花(西川峰子)に次いで、
菊川(かたせ梨乃)などがそれぞれ艶を競っていた。

九重は学生の宮田(井上純一)とわりない仲になっていた。
九重付の久乃に娼妓営業の鑑札が下り、若汐の源氏名に。
ところが初見世の時、若汐は客のもとから逃げ出す。
逃げる途中、救世軍の古島信輔(根津甚八)と出会う。

若汐は連れ戻される。激高した九重は、
”お職の意地にかけて、教えてあげる”
”男は目で見て、声を聞いて喜ぶんだ”と
自らの身体で若汐に廓の女の作法を教えるのだった。
(このレズシーンは男女問わず見ものですね?)
九重は年季明けで、
”花が散れば、お前は用無し”と呟いて去って行く。

〈夏の章〉
中梅楼のお職の座には吉里がなっていた。
ある日、若汐の前に信輔があらわれたが、
彼は、一度も彼女を抱こうとしなかった。
そんな中、お職の吉里が、貢いだ男にフラれた腹いせに、
剃刀を持って、白昼、自らの首に剃刀を当て死ぬ。

〈秋の章〉
若汐の美しさは姉さん格の小花と艶を競っていた。
しかし、小花はひどい喀血のため、入院する。
小花に替わって若汐がお職の座につき、“紫”を継ぐ。
紫の豪華な“積夜具”が部屋へ運び込まれた時、
そこへ現れた小花はその夜具を切り裂き、
絶叫の中、血を吐いて死んでいく。

〈冬の章〉
ふらりと現れた信輔は紫へ二千円を渡し、姿を消す。
紫はその金で花魁道中”をやることにした。
桜の季節となり、花魁道中が行なわれた。

紫は信輔がお春 (野村真美)という女郎と
一緒だと知り、会いに行こうとしたが、
馴染みの客の坪坂(小林稔)の頼みで吉原を去る。
去り際にお春が誤って倒した火が元で
燃え上がる吉原を呆然と眺める紫だった。

五社英雄 監督の独自の色使いを背景に、
それぞれの女優のヌードシーンで、吉原の終焉を
飾るお膳立ては素晴らしいですね。

男性、必見の映画?です。
名取裕子の脱ぎっぷりに目を点にして御覧下さい。

この火事は1911年(明治44年)4月9日、
浅草区の吉原遊郭から出火。
周辺の家屋などにも燃え広がり、約6,500戸を焼失。

江戸時代では、吉原に火事があった場合でも、
町火消は出動はしなかったほど、
不浄の場所とみなされていた。

事実、心中未遂で生き残った場合、男なら非人とされ、
女なら遊郭に送り込まれて遊女とされた。
華やかな外見だが、実際は苦界と呼ばれるように
遊女にとっては厳しい世界だったようです。

1987年制作。



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