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初日の思い出 

2019年03月19日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

3/18/2019/月

 今晩わ,シニア水彩画家でございます。13年間教えたヨ
セミテ国立公園アートセンター水彩画クラスは2017年9
月が私の最後の日となった。ちょっと寂しいれど片道6時間
の運転は結構きつかったので、自分の中ではホッとした部分
もある。

 マックに入っている画像をチェックしていたら私が教え始
めた2004年の水彩画クラスで撮った写真を見付けた。今
見るとあの時の光景が昨日のように蘇る。

 今日の画像はその写真を載せた。最初の年の最初の教室は
特に思いで深い。9月の初めだったがとても寒い日だった。
ヨセミテの9月はこんなに寒いのかと思ったが,其の日は異
例の寒さだったらしい。その後は暑い程に良い天気が続いた。

 そのクラスで嬉しいことがあった。生徒の1人に油絵を描
いていると言うおじさんがいた。私の右手に見える青いジャ
ケットのおじさんだ。熱心な生徒で一週間の教室に5日間通
い続けた。

 基本的には観光客が水彩画の経験をしてみようと気軽に来
る教室なので一日か二日クラスに来る程度で後は観光に忙し
くしている人が大半。続けてクラスに通う人は珍しいのだっ
た。

 最初は小さな筆でちまちま描いていたおじさんだったが,
大きな筆でばさばさ描く私の水彩画デモンストレーションを
見て5日目にはかなり腕を上げた。油絵を描いていると言う
こともあり、飲み込みが早かったのかもしれない。

 私の一週間の教室が終わり帰途につく朝,彼がアートセン
ターに現れた。最後の日に描いた作品を一緒にヨセミテへ来
ていた仲間に褒められ作品を買い上げてもらったそうだ。

 その話しを聞いてシニア水彩画家は百倍やる気になったも
のだった。

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