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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

3周年記念旅行記−2 

2011年06月17日 外部ブログ記事
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中山道は、江戸の日本橋から草津宿( 滋賀県草津市 )までをいうが、馬籠宿(まごめじゅく)は中山道43番目の宿場で、木曽11宿の一番南に位置する。明治28年と大正4年の火災により、古い町並みは石畳と枡形以外はすべて消失したが、その後復元されて現在の姿となった。
石畳の敷かれた坂の宿場は人気があり、多くの観光客が訪れるというが、平日でもあり観光客はまばらであった。石畳の両側に土産物屋がならび、ちょうど中間地点に藤村記念館(旧本陣・島崎藤村生家跡)がある。島崎藤村の代表作のひとつ「夜明け前」は、馬籠宿を舞台にした歴史小説である。土産物屋が並ぶ町並みの中には、商いをしていない一般の家もあるが、その一般の家でも当時の屋号が表札のほかにかけられていた。
 
「素敵!」を連発する妻は、いつの日にかどうしても訪れたい場所の一つだったと、感慨無量の様子で、いつものウオーキングならきっと音を上げてしまいそうな上り坂も、いつの間にか難なく歩いている。上り坂の脇には、小さな川と言うよりもほとんど溝といった方がよい小さな流れがあるが、水量は多く、急斜面のため勢いがある。大きな水車が回る建物には馬籠宿水力発電一号機とあり、中にはいると発電量を記す電光板があった。
 
しばらく歩いていると左手に古い建物があり、それは昔の丸いポストがある郵便局であった。ポストと郵便局のマークがなければ、とても郵便局とは思えない建物である。妻は私の方を向いて「ここでもお金がおろせるかしら?」という。心はもう大昔にタイムスリップし、古い時代の人になってしまったような雰囲気である。ここも日本だからいつもの郵便局と同じATMが設置されているよ、と話すと。「やってみる」と言い残して中に入っていった。中で意味不明な発言をしかねない様子なので、私は外で待つことにしたが、「出せたよ!」と当たり前なのに嬉しそうな顔で出てきた妻に「よかったね」と言うほかはないのであった。
妻は、アンティークな品物も好きだが、こういった雰囲気の場所には限りない愛着があるようだ。
そして本日はことのほかご機嫌もよく、「生きていてよかった」と幸せ感丸出しである。
 
幸福は与えられるものではなく、自分で求めて得るものであり、人に与える義務も負う。幸せを感じる能力は全ての人が持つ。と自著「幸せの才能」のなかで曽野綾子は言っているが、幸せを感じる能力も人によってその発揮される場所は違うかも知れない。そしてまた、何も求めなくても幸せを感じるときこそが真の幸せなのかも知れない。
そして、予想以上に素晴らしいところだったと、喜びをまんべんなく現す妻に、私も幸せをいっぱいに感じたひとときであった。まったく、人生は素晴らしい。
 
次の目的地である妻籠宿はここから約7キロのところにあるが、馬籠宿はマゴメジュクと読むので、妻籠宿はツマゴメジュクだと思っていた。しかし、なぜかツマゴジュクと読むのであった。
 

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