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トラのミステリな日常

読み返し 

2019年02月07日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

中学生になった頃から、それまで読んでいた子ども向きのミステリは辞め、原文ままの本を読むようになりました。
小学生時代に読んだ、「少年少女ミステリ」じゃなく、再度文庫などで読み直しをしたのです。

そのおかげで、漢字や言葉をたくさん覚えて、勉強にもなりましたが、あるとき、江戸川乱歩の長編ミステリを買ってきました。

ところが、途中まで読んだところで、背筋が寒くなって、読み進めなくなりました。
子どもを誘拐して来て、箱に閉じ込めて大きくならないような人間を作るといった、いわゆる障がいを持った子どもを意図的に作って、サーカスや見世物小屋に売ると言った話が登場します。

それでも、何とか読み終えましたが、その日の夜から、数日続けて、売られた子どもが登場するサーカスの様子や見世物小屋などが夢に出てきたのです。

本は、一応読み終えたのですが、筋書きは全く記憶にほとんど残っていなくって、その部分だけが、なぜか何度も夢に登場するので、
「この本は、そういう内容だったのだ・・・」と、私の中に残ってしまいました。

ところで・・・

今では、乱歩の書いた物は、何度も読み返していますが、その本だけ、読み返しもしないで、内容も分からないままでした。

電子版でもその本は持っていますが、タイトルを見ただけで、子どもの頃の夢の記憶が脳裏に出てきて、スルーしたままでした。

でも、読む本もなくなったので、再度その本に挑戦しようと、文庫本を購入しました。
電子版を持って居たのですが、そのことも忘れて、本を注文しましたが、よほど記憶から消したかったのかも知れないですね。

昨夜、少しだけ読んで眠りにつきました。
ところが、2時半頃に目が覚め、続きが気になって仕方が無いので、読み始めました。

そして、7時少し前に読了。
時代背景もあって、障がい者に対する差別的な描写はありますが、乱歩の長編の中では、最高傑作ではないかと思える内容でした。

読んでいたら、結末部分はしっかり覚えていましたが、14歳の頃から眠って居た記憶が、掘り起こされたのでしょうね。

今日は、気分良く昼寝が出来そうです(笑)



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明治の文豪の本は・・・

トラ。さん

ぼてふりさん、こんばんは

明治の文豪の話は、難しくて困りますね
私も、中学1年生の時、60円の新潮文庫で、夏目漱石の「坊っちゃん」を読もうと買って来たのですが、読めませんでした。

ちなみに、「坊っちゃん」は、いまだに未読です(笑)

2019/02/07 19:26:56

二葉亭四迷

ぼてふりさん

自宅にあった日本文学全集を小学生〜高校生の時読みましたが、二葉亭四迷〜小学生の時、読んだはいいがあの文体がさっぱり分らず2ページほどでやめました。
ちんぷんかんぷんとはあの事です。
今なら読めるけど小学生には難しかったですね。

2019/02/07 15:04:59

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