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心の軌跡

ちょっとした心のすれ違い・・・ 

2018年12月15日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



介護する側とされる側の意識の違い・・・

こんな内容で

あるタレントさんご夫婦の話が

昨夜,テレビで放映されていた。


その人の奥さん(ご主人よりもうんと若い)は

浸潤性の乳癌を煩っていると医者から告知された時

「延命治療はいたしません。」と

きっぱり言い切った。


それを知ったご主人は

自分にできる限りのことを奥さんにはしてあげようと心に決め

事実それを実行した。


それに対して奥さんは

その行為に笑顔で応えるものの

心の中は夫に対しての不満が募り

それを人知れずノートに書き綴っていた。


やがて月日は経ち

奥さんは全身に癌が転移し

とうとう亡くなってしまうのだが

その後,部屋の片付けをしていた夫は

妻が書き綴っていたノート4冊を発見し

その中身を見て

愕然としたという内容であった。


私はその話を聞き

(うちも同じようなことがある。)と

感じた。


たとえば食事後

「片付けは僕がするから。」と言って食器を洗うという行為

だれが聞いても「よくできた旦那さま」と思うのだが

この人はその時に

「こんなやさしい夫は他にはいないだろ。」となんとはなしに言うのである。

それが奥さんにとってはたまらなくいやだったとノートには書かれていた。


うちは食器洗いは嫌いだと言って

洗ってくれたことはない(自分の使ったコップすら洗わない)が

時折

「自分は気配りがよくできるからお母さん(私のこと)は自分と結婚して幸せやろ。」と

真顔で言う。

その時は

そのタレントさんの奥さん同様

とってもいやな感じがする。


それからこのタレントさんは

奥さんが癌だとわかってから

いろんなおいしい店に連れて行っては

「これおいしいよ。食べな,食べな。」と勧めるんだそうな。

でも,奥さんは体調が悪くて

それが欲しいとは思わなかったりする。

それはもう苦痛でしかないとノートに書かれていた。


うちもそう。

それは私が癌とわかる前からだが

店に行くと

私が欲しくもないものをやたら勧める。

「これは野菜がたっぷりで体にいいから。」とか言って。

それは夫自身が食べたいものであって

私が食べたい物ではないということが

どうも理解できないみたい。


このタレントさんは

奥さんの寿命がそんなに長くないとわかっているから

おいしいものを食べさせたい

旅行に連れて行ってやりたい

自分のできることはなんでもやってあげたい・・・って

思ったんだろうけど

そのことに奥さんの体力や心が

なかなかついていけなかったのかなと思う。


だったら「はっきりそのことを言えよ。」と思うかもしれないけれど

言えないよねぇ,そんなこと。

私には奥さんの気持ちが

痛いほどよくわかる。


でもね,

この奥さんは

決して旦那さんの悪口ばかりノートに書いていたわけじゃなかったんだよ。

してもらって嬉しかったことや

感謝の言葉も

いっぱい書いてあったんだって。


奥さんは44歳という若さで亡くなってしまったけれど

幸せな人生だったのかなと

昨夜のテレビを見ていて思った。


夫婦の心のすれ違い・・・

元気な時には

何とも思わないけれど

こうして癌なんて患うと

心にずしんとくるものだなぁと

そんな気持ちも抱いてしまっている今日の私です。



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