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ビブリア古書堂の事件手帖 

2018年12月01日 ナビトモブログ記事
テーマ:サスペンス・ミステリー・ホラー

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日から「師走」。”光陰矢の如し”と1年が経つのが早い。
「師走」の文字を見て、思いだすのは
虚子の”女を見連れの男を見て師走”の句。

何だか、「師走」とは関係なさそうなところが
いいなぁと、思っています。

今日の映画紹介は上映中の
『ビブリア古書堂の事件手帖』。

原作は三上延による同名の小説。
彼の作品は図書館で借りて全部読んでいたので、
原作がどのように映画化されているか
興味があり観に行きました。

キャッチフレーズは
”すべては一冊の本をめぐる、
      祖母の遺言から始まった…”。

鎌倉の片隅にひそやかに佇む古書店“ビブリア古書堂”に、
過去の出来事から本を読めなくなった
五浦大輔(野村周平)がやって来たのは理由があった。

亡き祖母の遺品の中から出てきた夏目漱石の
『それから』に記された著者のサインの真偽を
確かめるためだった。

美しく若き店主の篠川栞子(黒木華)は
極度の人見知りだったが、ひとたび本を手にすると、
その可憐な唇からとめどなく知識が溢れ出す。

そしてその優れた洞察力と推理力によって、
栞子はたちどころにサインの謎を解き明かし、
この本には大輔の祖母が死ぬまで守った秘密が
隠されていると指摘するのだった。

本を読めない大輔だったが、栞子に魅かれて、
ビブリア古書堂で働き始める。

そんなある日、栞子が祖父から引き継いだ
太宰治の『晩年』の希少本をめぐって、
謎の人物から脅迫されていると大輔に告白。

その正体を探り始めた二人は、
漱石と太宰の二冊の本に隠された秘密が、
大輔の人生を変える一つの真実に繋がっていることを知る……。

漱石に太宰の古書を巡って起きた男女の関係を
絡めてのストーリーは良く出来ていますね。

原作と比較すると、祖母の絹子(夏帆 )と、
恋人の田中嘉雄(東出昌大 )のドラマに力点が置かれて、
本来の栞子の本に関する薀蓄や推理力が
描ききれていないし、大輔についても物足りなかった。

もっとも、原作を読んでない人は
夏目漱石の本に記されたサインと、
太宰治の希少本にまつわる秘密など、古本から展開する
ストーリーには間違いなく楽しめるでしょう。


そうそう、タイトルにある”ビブリア(Biblia)”とは
ギリシア語で「本」「書物」を意味しているようです。

監督は三島有紀子。



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師走

yinanさん

山すみれさん、今晩は〜!

上手いですね。
何とも言えない味は、噛めば噛むほど沁みるようです。

だが、私の場合は、噛めば噛むほど沁みる虫歯で
今、通院中です。

彼の作品を見ていたら、
「能を見て 故人に逢ひし 師走かな」の句は、
どちらかと言うと、忙しい時なのに余裕があるように
思えます。

2018/12/03 17:55:06

虚子らしくない

山すみれさん

ところがなんとも^^

言えない味がありますね〜


噛めば噛むほど沁みる師走かな

ってな即句は変ですね^^

2018/12/03 13:58:04

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