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吾喰楽家の食卓

一日八時間(残業二時間) 

2018年10月28日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

先日の来客を機に大掃除をした。
見える範囲だけでなく、見えない場所も、時間の許す限り片付けた。
とはいえ、限られた時間なので、目を瞑った場所も少なくない。
その中で最も気になったのは、テレビ台の抽出しである。
妻の管理していた写真が、酷いことになっているのだ。
昨日は、他に予定がなかったので、写真の整理をすることにした。

妻は写真のアルバムに拘りがあり、私が手を出せる領域ではなかった。
一部は小さなポケットアルバムに入っていたが、ばらばらになっている写真が多い。
先ずは、妻の交友と家族とに二分割した。
次に、交友関係を、妻が着ている洋服を見て、グループ分けした。
何組かの写真には、撮影した年月日がプリントされていた。
他の写真は、妻の顔で年齢を推定し、日付が分かっている写真の前か後かを判断した。
百枚足らずなので、二時間足らずで一冊のポケットアルバムにまとめられた。

次に家族の写真に取り掛かったが、五百枚近くあるので時間を要した。
息子と三人の姪っ子の結婚式の写真は、まとまっていたので、比較的に楽だった。
孫の写真は、誕生、お宮参り、一歳の誕生日などを軸に整理した。
それを、グループごとに、ファイルする順を決めた。
その順にアルバムのポケットに収納する訳だが、一度では決まらず、出したり入れたりを繰り返した。
何とか終わったときは、夕餉の時間になっていた。

真鯛の兜煮を作ったが、前日の酒蒸しも悪くはないけど、やはり、頭は煮付が向いているようだ。
濃い味付けのこともあるが、元々、鮮度が良かったから、一日遅れでも美味しく食べられた。
日中、八時間もかけて写真の整理をしたので、疲れていた。
それでも、食後、自分で管理している単身赴任時代の写真も、単に保管してあるだけなので、整理することにした。
残業は、二時間で終わった。
重労働ではないが、一日十時間も根を詰めたので、久し振りに現役時代に似た疲労感を味わった。
そして、息子が生まれて今日まで、四十年近い歳月の出来事が頭の中を駆け巡った。

   *****

写真
10月27日(土)の昼餉(カツカレー)と夕餉(真鯛の兜煮)



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