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平成の虚無僧一路の日記

『虚無僧』しぐれ 

2018年10月22日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



ネットで買った『虚無僧しぐれ』風早恵介著。昭和33年の古本。だいぶ前に買って、ざっと読んだのだが、さっぱり理解できなかった。「仙石騒動」を扱っているのだが、先の『風聞』とはえらい違いで、「神谷宇多太」を主人公にし、敵方の仙石左京の倅「小太郎」を悪役にしてのバトル。「神谷転(うたた)」が「宇多太」になっている。芸妓や、姫様、忍者も出てきて、恋とチャンバラのオンパレード。史実では、「神谷転」は 南町奉行所に捕らえられるはずだが、そのくだりもなく、事件の全体像が見えない。小説家は、どうも史実から離れ、メチャクチャにしてしまうので、始末が悪い。その点、『風聞』(丹波 元)は、「仙石騒動」を比較的客観的にとらえ、史実にのっとって、小説としての肉付けがされていて、読み応えがある。「仙石騒動」は、これまで「家老の仙石左京」がわが子「小太郎」を次の藩主にしようと企んでいるとして、お家のっとりの“悪玉”とされてきたが、『風聞』は、そのタイトルどおり、「倅を藩主にしようとしている」というのは“風聞”にすぎず、「瀬兵衛」ら反対勢力が噂を流し、貶(おとし)められたというのが真相のようだ。

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