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石の上にも3年 

2011年05月22日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 

 

 
 
石の上にも3年という諺がある。冷たい石の上でも3年も座り続けていれば暖まってくる。がまん強く辛抱すれば必ず成功することのたとえである。一般的には何事も最低3年は辛くても辛抱しろ、ということで、3年という数字に含まれる意味合いとしては長いという意味が含まれている。同じような使い方に800という数字も「多い」ということに使われ、江戸808町などがあるが、実際には800町はなかったらしい。また、嘘八百というのもある。
 
私は、ここを終の棲家と決めて移住し3年になるという直前に風邪を引き、それが長引き軽い肺炎を起こしてしまった。順調すぎるほどの移住生活に天罰が下ったか、油断大敵という警鈴が鳴り響いたことは確かであった。先日18日は血液検査の結果を確かめる日であったが、前の日の夜から熱が出はじめ38.8度まで上がり苦しんだ。そして朝になってみると全身赤い湿疹ができていて体はだるく力が出ない。何とか朝食を済ませ、お隣のTさんのお言葉に甘えてベンツに乗った。病院では吐き気を催しトイレに駆け込んだ。
 
しかし、診察の結果は意外であった。湿疹は抗生物質の薬によるアレルギーで病状は治癒に向かっているという。血液検査の結果も良好で異常はない。アレルギーを抑える薬を7日分出すので今回の診察は本日で終了だという医師の話に唖然としてしまった。妻は必死に食い下がり?何か注意事項はありますか、食事はどうしたらいいですか、などと質問するが、医師は何も気にせず普通の生活をしてください、徐々に回復していきます、とそっけなかった。
 
以後、日増しに症状は回復に向かい、食欲も出てきた。少しずつ力も出てきたようで、まったく医師の言葉通りである。今では、うどんやパスタくらいなら作ってみようという意欲も湧いてきた。かくして我が家では、その若い医師は、たちまちのうちに「名医」となったのである。
 
5日からの長い病気状態は本日で18日目を迎えたが、こんなに長い期間病気のため休むという経験は生まれて初めてのことで戸惑っている。その期間中に児玉清さんが亡くなった。そして昨日俳優・長門裕之さんが亡くなったが二人とも77歳で私よりも10年先輩である。
 
病気というのはどうも弱気を引き起こしがちであるが、無謀なほど突進する自分を反省しつつも、回復に向かっている体は、いつの間にかあの頭痛たちとの苦しい戦いを過去の苦い経験の一つに押しやって、新たな決意に燃えている。
やはり「元気」が一番である。
 
あと3ヶ月あまりで68歳になるが、このたびの経験はこれから先の人生に大きな教訓を与えてくれた。これからの生き方に一つのヒントをくれたのである。暖かい日が続いていたが、この気温の高さは7月の気温だという。乱高下する気温に驚いているのは人間だけではないようだ。
耳を澄ましていると、聞こえてくる鳥たちの鳴き声も、気のせいか異常気象に驚いているように聞こえてくる。空はいつの間にか暗くなり、今にも降り出しそうな様子になってきた。
元気よく鳴くカッコーの声は、昨年トウモロコシ畑で聞いたあの場面を思い出す。
本日をもって病気の話しに終止符を打つ。今から降る雨に全てを流すことにしよう。
そして、あと少し慎重に養生し、元気いっぱいで4年目に突入したい。
 
ブログ友達の皆さん。今度こそ間違いなく回復に向かっています。
長い間、励ましのお言葉をいただきありがとうございました。
 
いつの間にか雨が降り始めている。まさに雨降って地固まるに違いない。
 

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