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吾喰楽家の食卓

三人の『ねずみ穴』 

2018年07月25日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

一昨日、熊谷が全国の最高気温を更新したが、わが町の寄居でも39.9℃あり、当地の記録を更新した。
昨日は、前日に比べ楽だったが、それでも37.8℃あり、今年四番目の暑さだった。
パソコンをエアコンがある和室へ持ち込み、長い時間、そこで過ごした。
風流寄席で撮った写真を整理していたら、鳳楽師匠と交わした会話を思い出した。

前々回の“日本の話芸”で見た、桂福團治の『ねずみ穴』を話題に出した。
鳳楽師匠は、「私も見ました。素晴らしい。最高の『ねずみ穴』です」と、絶賛した。
意見が一致して嬉しかったが、鳳楽師匠が“日本の話芸”を見ているとは、意外だった。
この春、桂春之輔が、四代目桂春団治を襲名したが、鳳楽師匠の話によると、福團治師もその候補に上がったらしい。

師匠にも話したが、基本的に、私は上方落語が好きではない。
三年前に亡くなった桂米朝が、唯一の例外だった。
ところが、テレビで、弟子であり息子の桂米團治が演じる、『地獄八景亡者戯』(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)を見て、二人目の例外になった。
そして、今回の桂福團治が、三人目である。
私が上方落語を知らないだけで、好みに合う噺家は、もっと居るのかも知れない。

他の噺家の『ねずみ穴』を聞きたくて、パソコンで検索したら、立川談志が見つかった。
若い頃の音源(25分38秒)らしく、早口すぎて、人情噺の良さが感じられなかった。
別の録音(30分50秒)もあり、それを聞いたら、程よいテンポで、人情噺らしくなった。
続いて、五代目三遊亭圓楽(34分57秒)を聞いたが、前二席と比べ、噺の構成が自然で、中々、いい。
談志師と圓楽師の『ねずみ穴』を聞き比べ、鳳楽師匠なら、どんな噺になるのか、聞きたくなった。

あらすじ
http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2004/11/post_37.html

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写真
7月24日(火)の昼餉と夕餉



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