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平成の虚無僧一路の日記

邦楽家は音痴 

2011年05月19日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



もう50年ほど前。まだテレビが白黒の時代。「街の名人」
とかいう番組で、尺八で『埴生の宿』を吹くおじさんが
登場した。

当時は、尺八で『埴生の宿』なんて吹けないものと、
一般の人は思っていた。私も『埴生の宿』は吹けなかった。

なぜかというと、当時の(古いタイプ)の尺八は、洋楽の
音程とは随分ずれていたのだ。尺八音名の「ツ(F)」が
低く、「チ(A)」が高い作りになっていた。

それ以前に、適当に竹を伐ってきて、穴を開けただけで、
ピッチなんか でたらめの尺八が多く出回っていたのだ。

今でも「ネット・オークション」で、古い素人作りの
尺八がどんどん出てきているが、その多くは、とても
洋楽曲など吹けない代物だ。

そこにもってきて、手孔を2/3ふさいで出すような
メリ音は、不安定で、音量も出ず、正確に出すのは
難しかったから、師範クラスでも『荒城の月』など
調子っぱずれで、とても聞けたものではなかった。

詩吟も音痴の人が多かった。「私は 音痴なので、歌は
歌えないが、せめて詩吟なら」と始めた人が多かった
のだ。私もそのひとり。

お箏も、チューナーなど無いから、音叉や調子笛で
音をとり、後は「勘」で合わせていく。その調弦が
でたらめだから、それこそ『六段』なんて、現代の
人が聴くと珍妙な曲だったのだ。今でも、お箏の
お師匠さんでも、調弦がいい加減な人が多い。

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