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蕎麦茶寮 七草 

2011年05月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

食欲が出てきたと話したら、お隣のTさんに、あの蕎麦屋へ行こうと誘われた。昨年の秋、一度一緒に蕎麦を食べて以来、すっかりファンになっているが、先日病院の帰りに妻と二人でいったばかりであった。Tさんのベンツに同乗しT夫妻と私たちはその蕎麦屋へと向かった。
国道144号大津交差点を左折し草津温泉の方向へ約3km進むと左側に「蕎麦茶寮 七草」はある。茶寮とは、辞書によると、茶の湯のための建物。茶室。数寄屋。とあり、次の意味に喫茶店、料理屋と記されている。
 
「魯山人の美食手帖」に鮑の宿借り作りというのがあり、その文章は、「これは美食倶楽部時代の創案になるもので、今では茶寮料理の名物の一つに数えられている。」という説明からはじめられている。広島に「幟町茶寮」というのがあるが、それは幟町という地名をとっている。
どちらにしても、茶寮は、高級料理を食べさせる場所のイメージがあるのは、私の持つ偏見ではなさそうだ。
 
この茶寮を使い、「蕎麦茶寮 七草」という名前をつけたオーナーは、名前から想像できないほど若い。和風のどっしりとした店の暖簾をくぐると、こじんまりした店内は明るくシックである。白塗りの壁に天井部分は木材の梁がそのまま見え、照明器具も雰囲気を醸し出している。アンティーク調の時計が架かった壁だけは大谷石が使用されていて、家具も落ち着いている。
 
調理場はオーナー夫妻ともう一人、接待役の女性がとても優雅で物腰柔らかくこの店の雰囲気にピッタリである。丁寧に料理の説明をしてくれる素振りが素晴らしい。話しによると、この和服のよく似合う女性はオーナーシェフのお姉さんらしい。もちろん蕎麦も出汁の味も申し分ないが、その器まで配慮されていて、ゆっくりと落ち着いて石臼でひいた10割蕎麦を楽しめる。わさびも生わさびが出され、砂糖を少しつけて擂るとわさびの辛みがまろやかになると言う説明を聞く。サービスで出される3品も料理を待つ間のお茶請けに最高である。
 
前日と同じ鴨ネギをリクエストしたが、鴨肉の柔らかさに鴨肉のつくねは何度食べてもこたえられない味である。蕎麦の量もたっぷりあって1200円は高くないだろう。その他メニューも豊富で蕎麦好きには間違いなくお勧めの店である。アメリカの大学を出ているというオーナーは地元の人で、蕎麦は長野で修業したと話していた。建築の設計も施工も素晴らしく、気に入ったのはもう一つ、トイレだ。清潔であるのはもちろんであるが、手洗いの器具にも雰囲気が配慮され、焼き物の壁の上部にある天井照明は、障子をイメージする木枠から見える淡い光が憎らしい。
 
という事で、今回の「蕎麦茶寮 七草」は「回し者シリーズ」でも久々のヒットで100点満点。もう蕎麦は「蕎麦茶寮 七草」で決まりだ。

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