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映画が一番!

ファントム・スレッド 

2018年06月03日 ナビトモブログ記事
テーマ:恋愛・ロマンス

映画ファンの皆さん、今晩は〜!

今日の映画紹介は上映中の
『ファントム・スレッド/Phantom Thread』。

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の
ポール・トーマス・アンダーソン監督と
ダニエル・デイ=ルイスが再び組んだ本作。

キャッチフレーズは、
”男は完璧な身体を求め、女は究極の愛を与えた”

舞台は1950年代のロンドン。
デザインと職人技術で英国の高級婦人ファッション界の
中心に君臨する有名なファッションデザイナーの
レイノルズ・ウッドコック(ダニエル・デイ=ルイス)は、
上流階級の淑女のためにドレスや衣服を提供していた。

レイノルズは服をつくることだけに
自分の人生の全てを注ぎ込み、他の事には無関心だった。

そんなレイノルズをサポートするのは姉の
シリル(レズリー・マンヴィル)。
彼女は結婚もせず、彼の仕事場と言うべき
ファッションハウスの日常業務だけでなく、
彼の人生をも管理していた。

ある日、レイノルズがガールフレンドの
ヨハンナ(カミラ・ラザフォード)を無視しているのを
気がついたシリルは見て、彼に別れるべきだとアドバイスする。

レイノルズは、
「お母さんは僕が16の時に死んだ。でも、お母さんは
 いつも僕のところにいるんだ。僕と一緒にいるんだ」、
「お母さんがドレスの作り方を教えてくれた」と、
今も、その亡くなった母からインスピレーションをもらい、
母の幻影にも悩まされていた。

そんな中、一仕事を終えたレイノルズはリフレッシュのため、
田舎の別荘へ出かけ、食事のためレストランを訪れる。

ウェイトレスのアルマ(ヴィッキー・クリープス)を一目見た
彼は、彼女が彼の理想とする体形を持っていると確信する。

彼は惚れたわけではなく、彼女を自分のミューズにするため、
食事に誘い、彼女を彼にとってモデル(美の女神)、
アシスタントとして、アトリエ兼自宅で共に暮らすことにする。

しかし、完璧主義で独身を貫く、芸術家のレイノルズが
彼女に求めるのは無条件で彼に従うマネキン役。

ところが、若いアルマは愛にあふれた家庭が欲しい。
二人の確執が、レイノルズの姉のシリルを
巻き込んでとんでもないことに。

単なる、気難しい天才の仕立て屋と、
ウェイトレスの恋愛物語かと思ったら、
サスペンスの一面もあり、
ストーリーを面白くしています。

男は仕事を、女は愛と、二人の駆け引きは激しくなるばかり、
さて、どちらが主導権を握るのでしょうか。

ダニエル・デイ=ルイスが、
ヴィッキー・クリープスを裸にして、
無から、流れるような採寸をして、
素敵なドレスを仕立てるシーンは
見事なカメラワークと音楽で構成されていて、
その、美しさは見応えがありました。

それもそのはず、ダニエル・デイ=ルイスは
本作の役作りのため、1年間ニューヨークの
裁縫師のもとでドレス作りを勉強し、
実際に作れるまでになったというから、凄いですね。

彼が、本作の主演を最後に俳優業を引退するので、
彼のファンには、ぜひ見て欲しい映画です。

P.S
私事で恐縮ですが、2週間ほど所用で留守にします。
映画ファンの皆さんと、しばらく映画の話が出来ないのは
寂しいですが、又、戻ってきたらよろしくお願いします。



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