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平成の虚無僧一路の日記

永井荷風と尺八 

2018年05月17日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



作家の「永井荷風」が尺八を吹いたとは知らなかった。 ネットで検索したら出てきた。荷風は、子供の頃、上野の音楽会で荒木古童の尺八を聴き、その時のことを、晩年にこう語っている。「一世の名人といわれた技藝家の技藝には、實に犯し難い威厳があるものだと云ふ事を、子供ながらに、つくづく感じ入った。自分は もし出来る事なら 明日と云はず其の日からでも、古童翁の許に弟子入りして、あの不思議なる技藝の道を教はりたいと思った。しかし相手は家元の大家、厳格な永井家の父の事を考えると、まずは 内緒で独習してみようと諦めをつけた。で、先づ學校の歸り道、神保町の古本屋をあさって、『尺八獨稽古』なぞといふ書物二三冊を買ひ求め、其の次には笛屋をさがした。手頃な価格といっても値は 5円、その金を才覚するために、所持していた銀時計と新調の外套を質に入れ、家人には時計をポケットに入れたまま外套を盗まれたと 嘘の申告までして茶を濁した程であった。なんか、私の少年時代とそっくりだ。そして、荷風が 実際に古童門下の可童について尺八を習いだしたのは、17歳の時。これも私と同じ。私も、それまでは独習で、正式に都山流の古賀将之の下に入門したのは17歳の時だった。「1959年4月30日、荷風は 79歳で亡くなった。所持金も少なく、孤独な老人の死だった」という。ゾォー、私の末路を暗示している。

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