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平成の虚無僧一路の日記

狂言 「楽阿弥」考 1 

2018年05月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



狂言に『楽阿弥』というのがある。「その昔、楽阿弥というたいそう尺八狂いの男がいて、時と所をかまわず、尺八を吹くものだから、村人に嫌われて、殺されてしまった」という話。狂言だが、楽阿弥の霊が現れて、旅の僧に最期の様を語るという「夢幻能」の形式になっている。狂言の中で最も古く「南北朝頃の作か」と言われているが、いろいろ疑問点がある。1.「宇治の朗庵主の頌にも『手づから両頭を切断してより後、尺八寸中古今に通ず』」という台詞が出てくる。これは1511年頃の『体源抄』に一休作として載っているもの。また「文明丁酉(1477)年祥啓筆」と記載のある『朗庵像』には「宇治の朗庵」の作となっている。2. 「われらも持ちたる尺八を、袖の下より取り出だし」は、1518年成立の『閑吟集』にある。狂言『楽阿弥』が『体源抄』や『朗庵像』に影響を与えたとすると、1477年以前の作となる。逆に『体源集』や『閑吟集』から転用したと考えると、1520年以降の作となる。

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