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平成の虚無僧一路の日記

箏の「平調子」と雅楽の「平調」 

2011年05月01日 外部ブログ記事
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ところで、なんで「平(ひら)調子」というのだろう。
雅楽に「平調(ひょうぢょう)」というのがある。これと
関係は無いのだろうか。これについて、論じているものは、
ネットでは見つからなかった。

雅楽の「平調」は、「音階」ではない、「音名」なのだ。
雅楽では、「D」の音を「壱越(いちこつ)」。「D♯」を
「断金(だんきん)」。「E」を「平調」と名づけている。

つまり「平調」の曲というと「Eの音から始まる曲」となる。

箏と雅楽の音階は全然違うが、箏の「平調子」も、雅楽に
ならって「Eの音から始まる」という意味ではなかったろうか。
箏の「平調子」は「ミファラシド」の5音階と俗に言われる
からだ。

しかし「ミ=ハ長調のE」で調弦すると、全体に高い。
尺八でいうと「1尺6寸管」で、標準の「1尺8寸管」より
1音高い。詩吟なら「8本」で、普通の女性では 高すぎて
声がでない。

そこで、地唄では 大抵の曲は「ミ」を「D」にとる。
筝曲『六段』や地唄でも『八千代獅子』などは「G」でとるので
「低(ひく)調子」などと言われる。つまり、「ミファラシド」は
「移調ド」なのだ。

だから、基音を「D」でも「G」でとっても、「基音はミ
(平調)」なので 「平調子」と言ったのではないかとも
考えてみた。

しかし、ここまで書いてはみたものの、雅楽の「平調」は
「E」の絶対音名だから、「D」なら「壱越調子」、「G」なら
「双調調子」となるはずで、移調ドで「ミ」を「平調」と
考えることは ありえない とも思える。

結局、「平調子」は、箏の最も基本的な「調弦」なので、
「平社員」なんていうように、「一般的な」という意味か
とも思う。誰かご存知の方、ご教示ください。

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