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吾喰楽家の食卓

Kちゃんの運転免許更新 

2018年02月07日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

昨日、行けないかも知れないと思った、国立演芸場二月上席を楽しんで来た。
トリは、笑点でお馴染みの、三遊亭小遊三である。
テンポの良い語り口は、大いに笑えた。
とはいえ、頭に重く覆いかぶさっていることが、払拭できた訳ではない。

日曜日、中学時代からの同級生、Kちゃんの訃報が届いた。
連絡をくれたT君から、「Mちゃんへ連絡してくれ」と、頼まれた。
そして、「Kちゃん、リハビリを頑張り過ぎたんだ」と、独り言のように呟いた。
落語どころではなかった。
少し遅れて、葬儀の日程が分かった。
通夜は金曜日の午後七時、告別式は土曜日の午前十時である。
最近、火葬場が混んでいて、葬儀が遅れると聞いていたが、その通りだ。
単純には喜べなかったが、これで、月曜日と火曜日は、予定の行動ができることになった。

昨年の十月、Kちゃんから電話が来た。
「脳出血で倒れ、今、リハビリ中だ」と、云う。
言葉ははっきりしていたので、にわかには信じられなかった。
病院を訊くと、「まだ、碌に動けないから、少し良くなったら来てくれ」と、返ってきた。
「免許更新までに、治さないといけない」と続けた。
彼は、酒もギャンブルも無縁の堅物だが、唯一の道楽が車である。
ベンツのセダンとゲレンデ(ジープタイプ)が、最後の愛車になった。
仕事では、大型トラックを運転することもあった。
私は、高齢者講習を申し込んだばかりだったので、七十歳を超えた場合の更新方法を教えた。
そして、くれぐれも無理はしないように伝えた。
それが、Kちゃんと最後の会話になった。

Kちゃんの奥さんも脳出血で倒れ、長いこと車椅子生活をしていた。
近年、自宅では対応が難しくなり、施設へ入居した。
本人も同じ病に罹り、夫婦で入居できる、介護付きマンションを購入していたのに・・・
子供が二人いて、長男が家業を継ぎ、近所に嫁いだ長女も手伝っている。
今更とは思うが、「仕事を子供たちに任せ、少しのんびりしろ」と、何度となく云っていたのに・・・
結局、車好きが寿命を短くしたのかも知れないが、今となっては、冥福を祈るしかない。

合掌

   *****

写真
2月6日(火)の演題と夕餉



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babatakoさんへ

吾喰楽さん

こんにちは。

今まで、葬式と云えば、親の年代でした。
それが、いつの間にか、自分の年代に。

早かれ遅かれ、誰にでも、その日は来ます。
仰せの通り、一日一日を大切に、残された日を楽しく生きたいですね。

2018/02/08 10:32:26

淋しいですね!

babatakoさん

私の周りは同年代の訃報はあまり聞きませんが、年齢的にも仕方ない事ですね、これからどんどん多くなることでしょう。
人はいつどうなるかわからないので残された日を楽しく生きて行きたいですね。

2018/02/08 10:25:51

喜美さんへ

吾喰楽さん

こんにちは。

年齢に関わらず、身近な人が亡くなるのは、悲しいことですね。

喜美さんは、まだまだですよ。
とはいえ、今シーズンは寒い冬ですから、風邪などをひかぬよう、ご注意ください。
風邪は万病の元です。

2018/02/07 15:04:00

淋しい

喜美さん

身近な方が亡くなるのは悲しい事ですね 私も親友を数年前に無くしました苦しみもせず元旦に身内のいる時亡くなったそうです それにしても
吾さんのお友達と年齢が違います
寿命は仕方無いのかしら 私はもうそろそろお迎えが来てもいいと思いますけれどこの前お会いした時と変わりません まだ元気です

2018/02/07 14:00:44

ぐでたまさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

本当に辛いです。
彼は、私の友人の中で、数少ない下戸です。
それでいて、飲み会は、よく出席していました。
家が私の生家に近いので、いつも、彼の運転する車で、送って貰いました。

今の時代、70歳で亡くなるのは、早いですよね。

2018/02/07 09:43:39

同級生の訃報

ぐでたまさん

辛いですね。
身近でしかも何度も一緒に、飲んだ仲間が 先に逝ってしまうことほど、悲しい知らせはありません。

50代で逝った友人、60代ではもう何人も…
地元にいますので、悲しい知らせは必ず耳にします。

9割が癌です。

2018/02/07 09:15:53

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