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十兵衛の奮闘記

子供さん向けに地獄の話をしてきたのでござる。 

2017年07月27日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


手前は、毎月16日の閻魔様のご縁日には、深川の法乗院(閻魔堂)で、又、藪入りの日は、他の寺院でも「地獄絵解き」を行っており、もう5年以上続けているのでござるが、かねてより子供さんにも地獄の話をしてみたいと思っていたところ、今回ようやくその機会に恵まれたのでござる。そのきっかけは、今年の1月に麻布図書館の日本再発見講座で、「日本の大道芸」というタイトルで江戸独楽芸や南京玉すだれやガマの油売りを紹介・披露し皆さんに喜んで頂いたあと、実は手前は「地獄を解説する大道芸人」でもあり、一度お子さんにも地獄の話を聞いて貰いたいと思っているとご担当者にささやいたところ、今般麻布図書館の暖かきご理解とご支援のお蔭で、昨日(7月26日)午後3時より4時まで、港区麻布図書館で、同じ講座名で『地獄の世界をのぞいてみよう』というタイトルで、開催されたのでござる。「小学生以上地獄にご興味あるかたは、どなたでも!」ということで呼びかけたところ、丁度夏休みだったこともあり、小学生のお子さんが10人位、それと20人以上の色々な年代の大人の方にお立会い頂いたのでござる。子供さん向けの地獄の話は始めてなので、恐怖心をあまり与えないようにどうするか?で色々悩みましたが、先ず子供さんと会話形式で始め、その後紙芝居で『小僧さんの地獄めぐり』をしたあと、地獄絵解きに移ったのが正解だったようでござる。先ず会話形式のとき、「最近おじいさんやおばあさんのお葬式に出た子はいるかな?」「その時おじちゃんやおばあちゃんはどこに逝くといわれた?」と尋ね、手前は『あの世』という回答を期待して、「あの世はどんなところかな?」『天国と地獄』「何で二つあるのかな?」『悪いことをした人は地獄にいく』「ではその地獄はどんなところか見て行こう!」という想定問答と展開を考えたていたのですが、ある子が『お墓!』と言ったときは、想定外の回答だったので、手前も面食らった感じでござった。その後、「小僧さんの地獄めぐり」の紙芝居を行い、その小僧さんが見てきて描いたのがこちらにある掛軸の地獄絵ですという運びにしたのでござる。閻魔大王の御殿や八大地獄の解説の前に、今回は、子供さん向けということもあり、『賽の河原』(子供の落ちる地獄)の絵を別途用意し、昔から伝わる賽の河原の口上を披露したあと、解説で、「親御さんより先に亡くなってはいけない!」「命を大切に!」という話をしたのでござる。その後地獄絵の解説をしたのですが、だいぶ慣れてきたようで怖がる様子はあまりみられないようでござった。最後に六波羅蜜の教え『人にやさしくしましょう!約束は守りましょう!努力しましょう!など』を紹介し、「悪いことや人の嫌がることや嘘をつかないようにして、生きている喜びを感じ、元気で正しく生きて行きましょう!」で結んだのでござる。終わった後、大人の方も話を聞いてよかったという顔をされていたので、手前もホットしましたが、一番良かったのは、小学一年生の子が、アンケートに「かみしばいがよかった」「わるいことはしてはいけない」「はなしをきいてよかった」など一所懸命に色々書いてくれたことで、本当に嬉しくなったのでござる。これからもこのような機会があれば是非続けて行きたいと思っておりますので、よろしくご支援の程お願い申し上げます。(完)

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