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平成の虚無僧一路の日記

寺田寅彦は忘れた頃にやってくる 

2011年04月01日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



4/1 菅総理の会見で「寺田寅彦」の名が出てきた。
「天災は忘れた頃にやってくる」の名 言は 寺田寅彦が
言い出したとか。まさに「寺田寅彦は忘れた頃に
やってくる」だ。

寺田寅彦は、明治11年(1878)生、昭和10年(1935)没。
享年58歳。寺田寅彦は「随筆家」として知られているが、
実は物理学者でもある。

1908年(明治41年)理学博士号を取得した論文は、なんと
「尺八の音響学的研究」で 英文で書かれている。

そして、大正12年(1923)45才の時、関東大震災に遭遇し、
防災についての数々の論文を発表している。 

「二十世紀の民衆の大多数は 紀元前一世紀の大多数と比較して
いくらも進歩していない。地震学者が口を酸(す)くして説く
ことに 人は耳をかそうとはしない」。

「文明が進めば進むほど 天然の暴威による災害が その激烈の
度をなすという事実である。
文明が進むに従って 人間は次第に 自然を征服しようとする
野心を生じた。そして、重力に逆らい、風圧水力に抗するような
いろいろの造営物を作った。そうして あっぱれ 自然の暴威を
封じ込めたつもりになっていると、どうかした拍子に 檻を破った
猛獣の大群のように、自然があばれ出して 高楼を倒壊せしめ、
堤防を崩壊させて 人命を危うくし 財産を滅ぼす。

その災禍を起こさせた元の起こりは、天然に反抗する人間の
細工であるといっても不当ではないはずである。いやが上にも
災害を大きくするように努力しているのは、誰あろう 文明人
そのものなのである」

「もし自然の歴史が繰り返すとすれば、二十世紀の終わりか
二十一世紀の初めごろまでには もう一度 関東大地震が襲来
するはずである。困った事には、そのころの東京市民は もう
大地震の事などはきれいに忘れてしまっていて、大地震が来た時の
災害を助長するような あらゆる危険な施設を 累積している
ことであろう」(『銀座アルプス』)

昭和8年の記述であることに驚く。

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