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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

日本酒 

2011年02月27日 外部ブログ記事
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10日ほど前に一通のメールが届いた。それは、2月26日、27日の予定で軽井沢方面へ行くので私のところを訪れたいという内容であった。そして昨日訪れたその人は、昨年6月に北軽井沢の麦小舎で会ったOさん。
 
その出会いの経緯は昨年6月22日のブログに書いた。
http://blogs.yahoo.co.jp/yktsp534/60874420.html
 
昭和58年生まれ、今年28歳になるOさんは、「Japanist」という雑誌の編集に携わっているが、この度は休暇で 長野県松本市 へ行く途中で、訪問してくれた。昨年の6月、彼に会って以来、私たちは「Japanist」の愛読者になっているが、22歳で炭焼職人になったという原伸介のエッセイを興味深く読んでいるので、彼の話を聞いたり、軽井沢高原教会から現在の仕事に移った経緯を聞いたりと、話しは盛り上がった。
 
我が家の宇宙人も(最近、いつの間にか、すらすらと妻をこう呼ぶようになっている)ことのほか話しが弾み、得意の宇宙遊泳話法は絶好調であった。彼からいただいたお土産は、宇都宮で和菓子を作り続けて120余年という高林堂の生サブレ「とちぎ日和」とイチゴ大福。イチゴ大福は撮影を忘れていち早く胃袋におさまったが、ほっぺが落ちるほどの美味であった。
約3時間、28歳という自分の子どもたちより若い青年との会談は、久々の新鮮さもあり、楽しいひとときであった。
 
創刊8冊目となる「Japanist」で彼が担当した記事の一つに「旨い純米酒を求めて」というのがある。それは、「Japanist」のコーディネーターを務める前 横浜市 長中田宏が 栃木県宇都宮市 白沢町にある井上清吉商店を取材した様子を記事にしている。
 
その記事を読んで「日本酒」について、まったく無知であった自分がわかった。ここで「日本酒」を語るという大それた事は出来ないが、「日本酒」には長い歴史があり現在のような種類が出来ていることや、純米酒とはどういうものかがちょっとだけ理解できた。
 
「日本酒」には「普通酒」と「特定名称酒」がある。
特定名称酒は、三等米以上の白米を用い、白米の重量に対する米麹の使用割合が15%以上の清酒をいい、原料や精米歩合により本醸造酒(ほんじょうぞうしゅ)・純米酒(じゅんまいしゅ)・吟醸酒(ぎんじょうしゅ)に分類される。
「特定名称酒」以外の清酒、すなわち一般に流通している大部分の日本酒が「普通酒」である。
 
「純米酒」とは、白米・米麹および水だけを原料として製造した清酒で、香味及び色沢が良好なものをいう。ただし、その白米は三等以上に格付けされたものまたはこれに相当する米を使用し、さらに「米麹」の総重量は、白米の総重量に対して15%以上でなければならない。
 
歴史的には、アルコール添加が義務づけられる前の昭和初期まで、日本酒は純米酒が基本であったというが、そう言うことは少しも知らなかった。
 
外国では、あるワインが評価を受けると、シャトーだけでなくその土地が脚光を浴びる。ならば、日本酒でも同じ事が起こり、栃木の米で旨い酒を作ると、栃木の米や生産者も評価が高まり、関心が集まる。
 
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が、大きくクローズアップされ議論を呼んでいるが、「日本酒」の世界でも世代交代が起こる中で、新しい考え方によりその地域に根ざした独特のものを生み出していくという新しい風が吹いている。
 
日本酒の歴史、酒造りに携わる「杜氏」の歴史は調べれば調べるほど奥が深く、これから飲む酒にもまた新しい興味が湧いてくる。
 
「今度来るときは、原伸介か彼女かどちらかを連れてきます」と、はにかみながら言うO君にランチをご馳走する約束をした。又一人ランチの客が増えたが、宇宙からは異存の声は聞こえない。
走り去る四輪駆動車に手を振りながら、微笑み合う二人はチョッピリ若さをもらった気がする。
 
彼からいただいたもう一つのプレゼント「美しい生き方がここにあります」という分厚い本は、50人の美しき人生が555ページにわたり紹介されている。
人が放つきらめきほど美しいものは、ない。という副題のついた本をさっそくめくっている妻は、すでに何処かへと遊泳しているようだ。
 

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