人間観察そして恋そして小説も

220話 次元 

2016年12月11日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


あらすじ    登場人物紹介  目次   「タイムマシンは発明されたばかりです。タイ ムマシンの存在そのものを知ってる人間もご くわずかです。今あるタイムマシンで遡る事 ができるのは一年前だけです」 「仰ってる事が、よくわかりませんが?」   歌麿の問いかけに   「湯川が発明したタイムマシンはまだ未完成です。 そのタイムマシンは過去一年前の地点にしか戻 ることができません」 「未来には?」 「時間を戻ることはできても、未来に飛ぶことは 今の科学ではまだ理論上も実証されていません」 「タイムマシンは過去にしか使えないと」 「未来はまだ起きていない事象です。起きていない 世界に飛ぶことは理論上不可能です」 「一年前に戻れば、少なくとも地球を救うことはで きるんじゃないの」   杏が叫んだ。   「ですよね」   歌麿も同意した。   「ところがそうではないのです」   美里は又、即座に否定した。   「私にも詳しいことはわかりませんが、次元理論と 言うものがありまして、タイムマシンは作られた その次元の過去にしか戻ることができないのです」 「?」 歌麿も杏も首をひねっている。美里の言葉の意味が理解できないのだ。   「湯川は自分の作ったタイムマシンで一年前にタイ ムスリップしました」 「だから私達も一年前にタイムスリップすれば、 湯川達が取り付けた起爆装置を外せるんじゃな いのですか」 「戻れるのは一年前のエポック星にです」 「はあ?」 「湯川が逃げた先は一年前のエポック星です。 そして私達もタイムマシンを使って戻ればそこ はエポック星なんです」 「一年前の地球に戻るんじゃないのですか」 「タイムマシンは作られた次元の世界でしか動作 しません。エポック星と地球では次元が違いま す。たとえ地球で使おうと作られた次元がエポ ック星であればタイムマシンはエポック星の次 元でしか作用しません」   続話→  にほんブログ村 心理学 ブログランキングへ    

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