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「キッドのもと」の「浮気童貞」 

2016年09月21日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


「女遊びは芸の肥やし」というフレーズを何度か聞いたことがある。ほとんど遊ばない芸人よりは、女に弱くてすぐに遊んでしまう芸人のほうが、人間としても話が面白そうな気がする。浅草キッドの水道橋博士は、33歳の頃に風俗での遊びの話を本にしてる。ビートたけしに弟子入りした博士にとって、『芸人として、たけしさんがやっていないことをやろう!」と性風俗探訪に沈殿した。その体験を包み隠さず、一冊の本に書いたと、「キッドのもと」という本に書いている。その風俗遊びの実録本の題名は、『水道橋博士の異常な愛情―または私は如何にして心配するのを止めて風俗とAVを愛するようになったか。』というもので、タイトルで本の内容が推測されるものとなつている。 そんな性の探求者でもあった水道橋博士は、結婚してから女遊びをしていないという。それは、関根つとむの発言の影響があった。トーク番組に、関根勤がゲスト出演した時のこと。芸人であるにもかかわらず、女性スキャンダルは皆無。そんな関根勤に古館伊知郎が「その秘訣は何?」と聞くと彼は照れながらこんなふうに答えた。「自分の娘が生まれた時、どれほど子供を尊いと思ったかわからない。でも、同時に、子供を生んでくれたカミさん、さらに、そのカミさんを産んでくれた、カミさんの両親に感謝した。自分が初めて生まれた子供に寄せる無償の愛情と同じく、カミさんの両親も、カミさんの誕生を同じ思いで見ていただろう。どれほど、この子が人生に嘆くことなく、幸せに育ってほしいと願ったことか。その両親に『幸せにします』と誓ったはずなのだから、それを思うと、決してカミさんを傷つけたり、泣かせるようなことはできないんです」 そのあとで、『たぶん今、書いている話も、十代や二十代の大半の若者には、その真意は伝わらないだろう。「芸人はハミだし物であるべき」と思う人にもピンと来ないかも知れない。』と、書いているが、そんなことはないと、思った。 関根勤の発言の内容は、水道橋博士が虚を突かれ、心動かされたように、みんなの心に響く相手を思いやった優しさと一つの真実を言っているのではないかと思った。もう一つ、談志師匠の発言も書いていて、水道橋博士は彼が出ていた番組を見て独身主義をやめて「結婚したい」と、思ったという。談志師匠は、「感動エクスプレス〜立川談志の遺言状」というドキュメント番組でこのような発言をしている。「いいんだなぁ、こうやってじーっと寝て色んなこと考えて、気が向きゃ原稿書いたりね。俺が書いてると、『パパ〜テレビ観て〜』なんて女房が言うんですよ。『書いてんだから勘弁してくれ〜』『悪かったわね〜』って言われて、これがいいんです。でもそれ、なんでかって言うと原稿なんかより、二人の仲のほうが大事だもんね、二人でテレビ観てるほうが」 「添い遂げないと価値観なんてわからないですよ。添い遂げてくるとねぇ、かけがえがなくなるんですよね。だって若いうちはどっかでまた錯覚も含めて、『いや〜別れたってまたいつだって後があるわい』とかよぉ、あるだろうけどよぉ。ないよ!かけがえがなくなってくるよ。?そのかけがえっていうのは、あの、他にいないってことも、いないっていう居ないからだけじゃなくて、これだけの人のっていうのが一番いいんだけども、人格を認めてるっていう。そうじゃなくても、わかりやすく言うと、これライターがひとつしかないとする。チョビチョビ上手に使うだろうなぁ、なくなるまで。コップだったら壊れないようにするでしょうねぇ。かえがえがなくなるから。だから、かけがえがなくなるまでいてみるっていうのは、別れることが大変だとするならね、そういう理由っていうのは、いいと思うな。かけがえがなくなってくる・・・・・・」今回の抜粋した文章は「キッドのもと」という本の、第4章「家族」のタイトルが「浮気童貞」から抜粋した。水道橋博士と玉袋筋太郎が交互に文章を書いているのだが、どちらもじっくりと読ませてくれる。 ところで、水道橋博士の芸能人のことを書いた本は、他をよせつけないくらいどれもこれも、ものすごく面白いのだが、このように一つのテーマ―に絞って書いた文章も実に読み応えがあった。次の本も待ちきれないほど楽しみだ。   

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