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惚れ直す 

2016年09月01日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし

映画の事である。

しかも、ほとんど洋画しか観ない私だが、堂々のシニア世代だと
自認し始めた頃(つい最近(??))になって、ようやく
日本映画の良さに気付き初め、内心ドキッとしている。

8月の暑い最中、都内でたった一件しか上映されていない
シネコンに足を運び、観ようとした映画(ロング・トレイル)が
寸前で観られなかった事があった。
見損ねた上、別の上映作に回ったものの、打ちのめされる
ような酷い映画と、言わざるえない駄作であった。
(私の駄作の定義は、意味不明、理解不能な作品の事)

今年の夏は、つまらぬ映画を観てしまったそのショックと
今夏の異常気象で嫌でも足止めを食らう一か月となった。
再度、気を取り直して同じ映画館に出掛ける気にはなれなかった。
再起不能な凹み状態で、イジイジと8月を送っていた気がする。


やがて季節が巡り…
そして9月になった。

昨日の関東地方は台風一過で晴れ渡り、夏日で有りながら
既に吹く風は違っていた。

季節の変わり目には気分転換が必要!

そこで最近、たまに利用する「1000円カット」に行ってきた。

クセッ毛である私は、ここ数年マイ・セルフカットで充分満足
しているのだが、たまにプロに整えてもらうことも必要だと
解り、この「1000円カット」店も利用している。

要らぬおしゃべりもせずに済むし、10〜15分でしあげてくれる
点が気に入っている。
でも、大概はベリー・ショートにされてしまう…ムムム。
と、思ってもすぐ伸びるので、クレーム、文句の類いは
言わない。
  (う〜ん、なんとも男前気質(笑))

「1000円カット」店を出たら、目の前にあるイオン・シネマで
上映されている「後妻業の女」の開始時刻になっていた。
これは、観なければと直行した。

感想は・・・
高齢化社会における男と女の心模様とか、心のひだに
隠れている「暗」と「明」。
人間の三大欲、つまり貪欲に生きる人間に必要不可欠な
ものがカラッと描かれていて、作家さん、監督、出演者の
チームワークの良さが伝わってくる。

スッキリと映画館を後に出来る映画に仕上がっている。
と、言っておこう!

***(以下、宣伝文コピー)

直木賞作家・黒川博行のベストセラー小説を基に、
独り身の高齢男性の後妻におさまり、その資産を狙う女を中心に、
欲にとりつかれた人々が織り成す群像劇。
『愛の流刑地』などの鶴橋康夫監督がメガホンを取り、
現代社会に潜む危うさを、ユーモアを交えて活写する。
         ***

このBlogを書き出した所で、今月から変更した「東京新聞」を
開くと、タイムリーに「後妻業の女」に主演している
豊川 悦司さんが映画評を寄稿されていた。
それも、役者魂、男の色気に触れた文面だったので、なかなか
興味深く、読ませていただけた。

「後妻業の女」の婚活をサポートする結婚相談所の阿漕な
所長役を演じるにあたり、「怪しい大人の男なら」と、
自由にやらせてもらえると思ったと。

また「そんないなさそうで、いる男」が出来ないかを考えて
今回の役作りをしたと。

関西出身の豊川悦司である。
同じ関西弁で育った者として、出演者のほぼ全員の
関西弁に違和感も感じなかった。

むしろ、実際にあった事件をベースにしたこの手の映画を
関西弁で通したほうが、セリフに弾力が生まれると書かれている。

なるほどなぁ〜と、思った。

言い回し一つにしても、関西人は関西弁に変換すると
すーっと、入ってきて納得したりするもんだ。

シニア世代だからこそ、大人男の色気、女の色気が理解でき
たりする。

今の演劇界、芸能界にあって、中世的な魅力を売りにした
俳優、タレントが多い中、役者・豊川 悦司さんは
「大人の男の色気」を放つ、数少ない一人だと書かれて
いた。

私もこの映画を観終わって、そう思った。

最近観る日本映画は、観終わって納得できる作品が多い事が
ようやく解った気がする。
偏見を捨てて、日本映画は惚れ直してみる価値がありそうである。



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かにさんへ

彩々さん

ご丁寧にご訪問下さいましてありがとうございます。

今朝の「トトねえちゃん」の後の朝イチは見逃し
ましたが、豊悦さんは良い役者さんになりましたよね。

私は、結婚までは神戸っ子でした。

2016/09/02 17:55:51

豊川悦司

さん


 9月2日のあさイチに出演してたよ!。

 私も大阪生まれなので・・・。

2016/09/02 17:32:56

喜美さん、おはようございます

彩々さん

たまに映画館もいいですよ!
是非、楽しんできてください。

映画館でもひざ掛けを貸してくれますが
スカーフなど持っていかれると何かと便利です。

元気で悪事を働く悪知恵を持ったシニアがいっぱい
出てくる映画ですから、妙に元気になれますよ(笑)

2016/09/02 09:33:19

見たい

喜美さん

友達で一人暇で気のいい人がいるから誘ってみようかな
映画は何年にも見たことないし
豊川悦司見たいしね

2016/09/02 06:17:54

澪さん こんにちは 

彩々さん

早々と観てこられたのですね!

今回のこの映画の宣伝はテレビであまり見かけなかった
ですが、鶴橋康夫監督って、なかなかの監督さんだと
思いました。
そうそうたる、実力派の俳優陣をうまく配し、それぞれを
さり気なく活かしていましたね。

実際、死刑確定になっている木嶋佳苗とか上田美由紀の事件を
ベースにした物ですよね。
現代の高齢者社会の断面に潜む危うさを、ユーモラスに
仕立てている所が、返って観る者にぐさりときます。

後妻業を生業にした「コワイ女」はあちらこちらに
居そうです。こわ〜。

2016/09/01 15:38:34

れつさん、是非!

彩々さん

こんにちは。

れつさんも(私もですが)シングルなのですから
後妻に入る資格はあるわけです(笑)
いろんな意味で、キレイごとじゃない人生の勉強にも
なると思います。

2016/09/01 15:25:40

シシーさん、こんにちは。

彩々さん

あらっ!?
>実は私、結構、豊悦ファンでもあるのです。

シシーさん、結構許容範囲が広いですね。

私も背の高い点と声の響きは好きですが、豊悦の
得体のしれない雰囲気は、ちょっと苦手でしたが。
やっぱり役者ですね。

女性で言えば、今回の大竹しのぶさんも男性版の
豊悦のような不思議オーラーを放った演技者です。
とにかく大竹しのぶさんは、あのさんまさんと
生活していた位の人。
それを思うと実生活も役者生活も何用にも変幻自在と
いう才能を持っているようで、表情を観ているだけで
面白かったです。

2016/09/01 15:21:01

パトさんの事ですよ(笑)

彩々さん

惚れ直すじゃなく、惚れています!

冗談とは言え、公然と言い切れるこの私メの
度胸。
後妻業も行けるかしら!?(笑)

この映画は全国どこでも上映されていますから
洋画のように映画館探しに苦労しなくても良さそうですよ。

>「後妻業」面白そうですね。

いわゆる海戦山千の生き方をしてきた逞しいシニア年代
の古くて新しいビジネスといえるでしょう。
若い女性のヌードシーンがあったりして、結構な赤裸々な
場面もありますが…
前回の中身のないエロ&グロ映画より、ある意味、現実的で
身につまされる話しでもあります。

パトさんがご覧になれば、またエッセイにどう反映されてくるか
楽しみです!

2016/09/01 15:10:39

観に行って来られましたね?

澪つくしさん

私も月曜日に観てきましたが、
多分、彩さんがブログUPされると思い
待ってました〜っ!(ずるいσ(^.^))

くすっと笑わせてくれる、コミカルな作品でしたね♪

設定が関西だったのがよかったですね〜
これが関東だったら、こうはいきません!

これからご覧になる方もおられるので、
内容についてはカット!

男の人は幾つになっても「助平」で、
見かけが可愛いブリッコの女の人が好き・・・
女の人は資産家(お金)が好きで、性格や顔なんか
付いていれば・・・ (⌒▽⌒)アハハ!

なかなかね〜
プライドが邪魔してそこまでは〜 ∬´-`∬オホホ♪

観客はほとんどが シニア層でご夫婦らしき人も
ちらほらと・・・

久々に楽しんできました(*^-^)ニコ

2016/09/01 12:28:06

私もみたいです

れつさん


 こんにちは。
 公開前から気になっていました。

 近いうちに見に行ってこようと思っています。

2016/09/01 11:29:07

是非、見に行きたいと思います。

シシーマニアさん

季節も外歩きに適してきましたね。

先日も、次の映画は、これだなと思って帰ってきました。
大竹しのぶに豊悦なんて、キャストをみただけでも、そそられますね。

もしかして、惚れ直したのは、日本映画というより、豊悦では?


実は私、豊悦ファンでもあるのです。

2016/09/01 10:53:21

映画のことでしたか……

パトラッシュさん

本日の題名を見て
もしや自分のことではないかと、胸をときめかせた、
彩々ファンの男性は、少なくないのではないでしょうか。
(実は、私もその一人)

日本映画だって、捨てたものではありませんでしょ。
粗製乱造の時代はともかく、今は割合に、良い企画がなされているようです。
脚本が命ですね。
これがしっかりしていないと、話にならない。

「後妻業」面白そうですね。
彩々さんの御推奨を知り、見に行きたくなりました。

2016/09/01 10:22:52

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