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とと姉ちゃんを見る 

2016年07月01日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 朝7時半からのBSでの「とと姉ちゃん」を見たところです。
 私も途切れ途切れですが、ここに描かれている様なことを体験し、記憶が残ってい
ます。
 食べ物が無くて、一日具の無い様な味噌汁で過ごしたことも多々ありました。
 防空壕に居ては危ないと外へ出て逃げたと話していましたが、私は銀行の立派なコ
ンクリートで造られた防空壕へ近所の方と入ったのですが、大人の方々が、ここに居てはガスでやられてしまうと、全員防空壕を出て大きな墓地へ向かいました。

 墓地で一夜を過ごし、明け方戻ったのですが、もうその辺りに家は一軒もありませ
んでした。数日は庭に掘られた狭い防空壕で過ごしたと思いますが、家の敷地の入口
辺りに、乾パンの入った袋が置かれていたのが想い出されます。


 それから焼け跡の中をどの位歩いたのか、焼け残った学校で、焼け焦げたお米を炊
いて作ったおにぎり貰いました。その途中には何体かの焼死体が、まだ片付けられず
に置かれていました。


 終戦になっても、食料難は続いて、母は一日がかりで買い出しに出掛けて、まだかなとその帰りを小さな窓から外を覗いて待っていたのです。
 記憶を辿って行くと、終戦前後では食べ物にまつわることが多いですね。

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