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かをるのワルツ

美しくて、やさしい小説 

2016年06月21日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


時々、瓦町フラッグにある市の図書館に立ち寄り

何冊か本を借りるが、適当に選ぶので当たり外れがあるのだが・・・


このところのぐずぐずとした天候に、どうしても家で過ごすことが多くなり

先日借りていた本の一冊を昨日、手に取ってみた。


これが面白くて、昨夜、読み上げてしまった。

気が付くと深夜2時を過ぎていた。

寝不足はよくないと思いながら、止めらっれなかった。


ほとんど時代小説しか読まないワタシ

今回も宇江佐真理の時代物を何冊か借り

読んだのは「雷桜」らいおう


思い描く情景が美しくて、そのうえ、登場人物がみんなやさしく

文章も読みやすく、ワタシの中でヒットの小説だった。












太い銀杏の樹から、その半分ほどの太さで天に向けて伸びている奇妙な桜の樹

舞台になる瀬田山を象徴する「雷桜」を中心に広がる情景が目に浮かぶような

昔、行ったことのある山の情景とダブった。


少し現実離れした物語で

次第にファンタジーのような世界へ引きこまれていく。


物語は、遊という庄屋の娘に生まれながら、初節句の夜にさらわれ

その少女が、山の中で育てられ、15年後に突然に家に帰って来る。


なぜさらわれたかという謎に、さらわれた遊がどう育ったのか

突然に帰って来る経緯など、家族や村の様子とともに紐解かれていく。

とても巧みに書かれている。


小説家は、創造性の豊かさと文章力だなといつも思うが

今回もよくもこんなストーリーが作れるものだと感服した。


そして、大きなテーマがこの男のような遊と

徳川将軍家斉の17男の斉道との悲恋


出会うことのないと思われるふたりが運命的な出会いをして、そして、別れ

美しい自然の中で、展開されていく。

ワタシも胸躍らせながら読んだ。


女性向の本かな?

とても、おもしろかった〜〜

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