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映画が一番!

金融腐蝕列島 呪縛 

2016年06月07日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

東京都の舛添要一知事の記者会見。
元検事の弁護士2人の調査結果発表では
不適切な支出はあったが、「違法性なし」の結論。

公私混同がバレたら、ごめんなさいでは、
都民はたまらない”税金ドロボー”と言いたくなりますね。
以前、私も舛添氏をかっていたのですが、
人間、権力の場につくと、初心を忘れるようです。

今日の映画紹介は「金融腐蝕列島 呪縛」。
BSプレミアムで2016年6月7日(火)21:00〜放送。
以前、紹介しているので再掲です。

タイトルがすごいですね。呪縛とは、
”心理的な強制によって、人の自由を束縛すること”
ですから、サラリーマンは往々にしてパワハラ等で
呪縛されやすいのですが、
この呪縛をいかにして解くかという映画。

原作は高杉良の同名小説を、原田眞人監督が映画化。

”日本の企業社会はハリウッド映画のセットのようだ。
観客の目にはステキな登場人物が
お行儀良く並んでいる。でも、シーンの裏を覗いてみると、
駆け引きと腐食の見本市。”と
ニューズウィーク (1997.6.9)に掲載されています。

キャッチコピーは、
”誰もやれなかったことを僕たちは、やる”。

1997年、東京・日比谷。丸野証券の利益供与事件で
総会屋・小田島(若松武史)が逮捕される。
不正融資疑惑の朝日中央銀行(ACB)本店に
東京地検特捜部の大野木検(遠藤憲一)等の強制捜索が入る。
モニターに映し出される、緊急メッセージは、
”朝日中央銀行本店は、
ただいま東京地検の家宅捜査を受けています”。

ところが、銀行の幹部は「もみ消し」を画策する。
その姿勢に反旗を翻すのは"ミドル4人組"と呼ばれる
企画本部副部長の北野(役所広司)を筆頭に
同部MOF担の片山(椎名桔平)と
同部副部長の石井(矢島健一)と
広報部副部長の松原(中村育二)だった。

彼等は役員を総辞任させ、TVのアンカーウーマン
和田(若村麻由美)の応援を得て、
新頭取に中山常務(根津甚八)を擁立して、
真相調査委員会を結成するのだったが…。

場面の展開がハリウッド映画のように
スピーディでショットの切り替えもセリフもテンポよく、
緊迫した画面がアクション映画のようで
この手の映画にしてはダレないで面白かった。

バブルがはじけた1990年代後半から2000年代にかけての
総会屋事件、不正融資、大蔵省・日銀汚職、
1999年10月に、住友銀行とさくら銀行の
メガバンク再編など、
当時を振り返って見るのもいいですね。

ちなみに”MOF(Ministory of Finance)担”とは
銀行の大蔵省担当者のことで、
大蔵省の方針・考え方の情報収集のため、
大蔵省に毎日出入りし、担当官と接触する仕事。
「ノーパンしゃぶしゃぶ」などの接待も仕事の内でした。

1999年(平成11年)制作。

P.S
同じチャンネルで13:00より、
「荒野の七人」が放映されます。
西部劇の好きな人はぜひ、ご覧ください。



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今日は〜!

yinanさん

SOYOKAZEさん、

舛添氏の件を見ても、
権力と金が絡むと人間は堕落するようです。

原田監督がハリウッド的アプローチで映画化と、
チラシにあるように、ザラついた画面とテンポの良さは
ドロドロした内容の割に、スッキリと見れました。
ラストシーンでは、まだ何か起こりそうな予感がする
結末でした。

七実さん、

コメントをありがとうございます。
高杉良さんの愛読者でしたか。
私も昔は読んでいたのですが、内容を忘れています。
今度、図書館で借りて再読します。

2016/06/09 16:15:41

はじめまして。

さん

高杉良の愛読者です。原作を読み、映画も観ました。今日は録画して観ます。

昨日の舛添都知事の会見は誰しもが納得してないでしょう。潔さがないですね。本当に税金ドロボー!
と怒鳴りたいです。

2016/06/07 10:42:27

政財界

さん

私には、政財界は権謀術策、私利私欲、酒池肉林など、悍ましいものが蠢く異空間のように思えます。
立ち上がった四人は、禍々しい世界に押しつぶされず、彼らの正義を貫けるのでしょうか?

2016/06/07 09:15:10

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