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SADA〜戯作・阿部定の生涯 

2016年05月06日 ナビトモブログ記事
テーマ:恋愛・ロマンス

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は
「SADA〜戯作・阿部定の生涯」。
BSフジで2016年5月6日(金)22:00〜放送。
原作・脚本は西澤裕子。

1936年(昭和11年)5月18日(月)、
世間を騒がせた「阿部定事件」。
”阿部定”は、猟奇的な事件の主人公として
良くも悪くも永遠に語り継がれていくのでしょうね。
この”定”を 監督の大林宣彦は
どのように映像化しているのでしょうか。

キャッチコピーは
”純粋すぎるから、危ない”

神田の畳屋の阿部家の娘である定(黒木瞳)は、
14歳の時、慶應ボーイの斉藤(池内万作)に
旅館に連れ込まれて乱暴される。

そんな定を介抱したのは医学生の岡田(椎名桔平)だった。
定は岡田に恋をしてしまった。
しかし、彼はハンセン氏病で、定の手に医療用ナイフを
渡して、突然、姿を消してしまった。

やがて定は義兄の滝口(嶋田久作)に連れられ、
芸者置屋に身を置く。その後、大阪の松島遊廓、
政府外郭団体の大物・宮崎(坂上二郎)の
妾宅へと移り住み、
名古屋市議会議員の立花(ベンガル)を紹介され、
彼の愛人となる。
その、立花の紹介で料亭「きく本」に住み込みで働き出す。

ところが、彼女は店の主人・喜久本龍蔵(片岡鶴太郎)と
いい仲になってしまう。

タイトルに”戯作”が入っているだけに、
内容が”戯作”になっています。
大林宣彦監督は才能があるだけに、技術を駆使しての
映像美は素晴らしいですね。
狙いは、”定”の内面を描きたかったのだろうが、
愛した男の性器を切断するという、
クライマックス?をどう描くかという心理描写に
何か物足りなさを感じた私ですが、
皆さん、どう思われるでしょうか。

そう言えば、最近、弁護士が不倫相手の弁護士の
一物を切断する事件が有りましたが、これは嫉妬が
動機で、復讐の意味合いがあったのでしょう。

本作では、愛する人を他人に渡したくないとの
愛情?の発露として、男性のシンボルを切り取るのだが、
手に入れる物が物だけに、単なる所有欲だけで、
自分本位の行動であり、
そこに愛情があったのだろうかと疑問におもいました。

黒木瞳の名前をこの映画で知りました。
熱演していますね。
1998年(平成10年)制作。



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演技の難しさ

yinanさん

SOYOKAZEさん、今晩は〜!

”定”役には、葉月里緒菜が予定されていたようですが
代りに黒木瞳が演じることになったようです。

14歳の役はちょっと無理だったように思えますが
後半は熱演していて良かったですね。
監督の描き方が前半と後半で違っていたので
少し、違和感がありました。

2016/05/06 17:46:16

黒木瞳

さん

彼女を起用した所に、監督の意図を感じます。
クライマックスの描き方は難しいでしょうね。
どんな風に、形作ったか、物書きの卵として興味があります。
今日は、「結婚できないのではなく・・・」もあるので録画ですね。

2016/05/06 08:59:57

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