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上海大学シニア留学日記

別れ 

2016年04月15日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


かつての同僚の焼骨式に午後から出かける。故人の遺言で葬儀は行わず、ただ焼骨だけを火葬場で行うと言うことだ。私も長く総務部門で働いて、幾つも社葬などを経験して来ているが、ご遺体を焼却するだけの儀式は初めて経験する。故人と同じ職位で同じ職場で働いたAさんと2時前に代々幡斎場に行くと、前の会社時代の人達が約20名ほど集まっていた。多分、会社のルートを通じて訃報を知らせていないので、本当に親しい関係にあった人達だけが知らされて集まったという感じだ。かなり以前に会社を辞めた同期がいて、彼は庭師に転職したのだが、故人の家の庭を任されていたそうだ。この同期生とは十数年振りに会った。間もなくご遺族とご遺体が到着した。ご遺影は彼が一生の趣味とした釣りで1mもあるヒラマサを釣り上げた時の写真だった。時間が来て、火葬炉の前に案内されて、火葬炉に入る彼を見送る。それから、お清め所でお清めをして待つ。最初にご長男さんのご挨拶があったが、なかなか立派なご挨拶で故人も安心して逝ったと思う。奥様がアルバムを手にテーブルを回って来られ、私は初めてご挨拶させていただく。アルバムには私が彼と一緒に行った函館出張の写真や部下の結婚式に招かれた時の写真などがあって、二人とも若かったし、懐かしく思い出された。あっという間に時間が来て、彼はお骨になってしまった。儀式はたったそれだけで解散となる。どちらかと言えば寡黙でクールに見えた彼らしい最後の儀式だった。合掌帰りAさんと新宿に戻り、ユニクロビル地下の「やる気茶屋」でお清めをする。昼間から飲める「やる気茶屋」は便利だ。故人とAさんと3人で飲んだのは私が中国留学から帰国してからだから、もう5年は経つはずだ。間にもっと会っておけば良かったと悔やまれる。Aさんは日本酒が好きだ。つまみは余り食べない。ししゃも、冷やしトマト、肉野菜炒めをとり、Aさんの大好きな日本酒にする。 故人の思い出話をしながら、日本酒大徳利5本を二人で飲んでこれからは半年に1回は飲もうと約束して別れる。

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