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平成の虚無僧一路の日記

水上勉 『虚竹の笛』の疑問点 

2011年01月22日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



水上勉の『虚竹の笛』の疑問点。

水上氏自身、本文で「作家としての想像力をふくら
ませて書いた」と述べているのだが、「明暗寺の開祖
虚竹の素性が判った」などと、中国でニュースになる
ほど、氏の影響力は大きい。

不思議なのは、一休の時代の尺八は1尺1寸くらいの
短い“一節切り”尺八のはずだ。水上氏もそれを知って
いながら、「一休の尺八は1尺8寸で、根の部分の
ゴロ節があり、歌口には鼈甲を入れている」と書いて
いる。そのような尺八は 江戸時代の後半からである。

また、天蓋を被った虚無僧が 600年も前に中国にも居た
ことになっている。虚無僧は江戸時代後半からの日本
独自のスタイルなのだ。

そして、宇治の吸江庵の主を「虚竹」とし、一路はその
軒下に住む乞食僧として、一休とも しばし交流があった
という設定にしている。一路が実在していたことは確か
だが、宇治に住んで一休との交流があったことを示す
一等史料は無い。

とにかく、鎌倉時代と室町時代と江戸時代の話が ごちゃ
まぜに出てくるから 訳がわからない小説なのだ。
ご用心 ご用心。


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

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