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卒業 

2016年03月03日 ナビトモブログ記事
テーマ:恋愛・ロマンス

映画ファンの皆さん、おはようございます!

サッカー女子・リオデジャネイロ五輪アジア最終予選で
なでしこジャパンは1−1で韓国と引き分け。
最後のホイッスルが鳴るまで頑張れ!!

今日の映画紹介は「卒業/THE GRADUATE」。
BSジャパンで2016年3月3日(木)13:00〜の放送。
以前、紹介しているので再掲です。

時代の空気と若者の鬱屈した心を
見事に映像化した、青春映画の傑作。
皆さん、最低、一度は見ていらっしゃるでしょう。

”卒業して以来ずっと、何だか素直になれない。
一種のゲームみたいだが意味がない。
何か間違ってるんだ。でも誰のせいでもない”。

優秀な成績で大学を卒業しロサンゼルスの自宅に
戻ったベンジャミン(ベン/ダスティン・ホフマン)。
彼は祝賀パーティで父親の友人の
ミセス・ロビンソン(アン・バンクロフト )に
誘惑され逢瀬を重ねることに。

いや〜!「卒業」のタイトルを見ると、
私はこの当時36歳のアン・バンクロフト が
ベンを誘惑する蠱惑的姿態のシーンを
条件反射?で思い浮かべます。

愛のない不毛な関係に悩むベン。
”ここに来るのはまったく退屈だからだ。
こんなことは最低の経験だ!”。
”私は最低だと言うのね”。
”やめてくれ、傷ついたふりは”。
”傷つけたいんでしょ”。

だが彼女の娘エレーン(キャサリン・ロス)と
久しぶりに再会し、愛し合うようになる。
いわゆる三角関係になったベン。
エレーンがベンと母親の関係を知り破局へ。

エレーンを諦めきれないベンは、
エレーンが結婚すると聞き、彼女を愛していたと
気がついたベンは教会へ行き、
”エレーン、エレーン!”とガラス窓を叩き叫ぶ。

そうです、
花嫁を奪去るこのシーンがベンの「卒業」でしょうか。

しかし、長距離バスに飛び乗った二人の表情から
笑みが消え、何とも言えない複雑な表情と
”Sound of silence"のメロディーが
彼等の未来を暗示しているようです。

制作当時(1967年)のホフマンは30歳、ロスは27歳。
日本公開が翌年の昭和43年。
多分、皆さんも出演者と同年代だから、
共感する場面が多かった青春恋愛映画だったのでは。

私はサイモン&ガーファンクルが唄う、
『サウンド・オブ・サイレンス』、『ミセス・ロビンソン』
『スカボロー・フェア』のメロディが
映画にのシーンと共に脳裏に浮かび上がってきます。

特に『サウンド・オブ・サイレンス』はいいですね。
意味不明の「沈 黙の音」というタイトルに歌詞。
ベンの複雑な心情を象徴するシーンに流れるメロディ。
この曲が流れる時にベンの心模様を察して下さい。

♪♪Hello darkness, my old friend
I've come to talk with you again
Because a vision softly creeping
Left its seeds while I was sleeping
And the vision that was planted in my brain
Still remains
Within the sound of silence♪♪

♪♪こんにちわ暗闇君、僕の古い友人。
また君と話しに来てしまった。
その訳は、ひとつの幻想がやさしく忍び寄ってきて、
僕が眠っている隙に一粒の種残していったからだ。
そしたらその種が僕の脳の中で大きく成長し始めたのだ。
だけど幻想はまだ沈黙の音の中でじっとして
動かないままでいる。♪♪

どういう意味でしょうか。
"vision"が”seed"を頭の中に残していった。
種は大きくなっていったが、”vision"はまだ
目を覚まさない。
答えは後半の歌詞にありますね。
まぁ〜、内容はさておいて歌をお楽しみ下さい。

エンドロールに流れる『Scarborough Fair』も
英国の伝統的バラード。

♪♪Are you going to Scarborough Fair?
Parsley, sage, rosemary and thyme,
Remember me to one who lives there,
For she once was a true love of mine.♪♪

♪♪スカーバラの市へ行くのかい?
パセリ、セージ、ローズマリーにタイム、
そこに住むある人によろしく言ってくれ、
彼女はかつての恋人だったから。♪♪

「ミセス・ロビンソン」はこの作品のために
書き下ろした曲で、映画の成功で彼らの歌も大ヒット。
甘く切ない青春時代を想いだして、
映画と音楽をお楽しみ下さい。

監督はマイク・ニコルズ。



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