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2016年02月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:俳句教室

 昨年の春、小学校5年生時以来の親友、Kさんが数年来俳句修業に勤しんでいることを知った。驚いた。まさにカルチャーショックである。それに触発され、2015年5月13日から、Kさんと一緒の俳句教室に通い始めた。

 あれから、もうじきが9か月が過ぎる。早いものである。

 俳句教室のメンバーは、先生を含め、12人である。俳句教室では、あらかじめ設定された兼題で作った3句、俳句教室の場で設定される席題で作る1句の計4句の人数分が集合する。

 これについて、各人がいいと思う句を6句選ぶ。結果、総得票数は、72句となる。得票数が多い句と少ない句、得票数が多いメンバーと少ないメンバーという具合に、結果は分かれる。

 得票数の多寡が俳句の良し悪しを決めるとは限らない。先生の俳句が、高点句になることもあれば、零点のときもある。


 津軽わさおは、上手いと思う句を選ぶに当たって、逆に選ばない基準がある。

 まず、何を詠んでいるのか意味が分からない句は、選ばない。

 俳句は、抒情詩、つまり作者の思いや感情という内面を表す詩であるが、最低限、まずは読者が読んでみて、10人中10人が意味が分かるものでなければならない。しかる後に、なるほど感が強いかどうか、となる。

 詩情がポイントだと称しつつ、意味不明な俳句を詠むのは、独り善がりにすぎない。しかし、困ったことに、時に、こんな俳句に結構票が入る。

 次に、暗い俳句は、選ばない。うらぶれた人生だとか、人生の先が懸念されるとか、そんな俳句は、選ばない。

 確かに、人生にはいろいろあるさ。しかし、だからといって、俳句にそれを詠んでどうするのだ。人生は、明るくいこうよ。だから、うじうじと暗いことを俳句に詠み込むなんてせず、明るくいこうよ。

 だが、なぜか暗い俳句を詠む人物がいて、困ったことに、時に、こんな俳句に結構票が入る。

 もちろん、わさおとKさんが作る句には、意味不明なとか暗いとかの俳句はない。


 2月10日の俳句教室においては、兼題は「立春」、「白鳥」、「当季雑詠」であり、席題は「春の雪」である。

 同日、Kさんは、所用のために欠席したので、以下にわさおの俳句を掲げる。


津軽わさお作

 立春や御札貼り換え晴るる空

 白鳥啼く編隊飛行やラッパ隊

 鳥の追う飛行機雲や冬の凪

 南部路は白一色に春の雪


 
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