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吾喰楽家の食卓

“ひもかわ”(群馬産)追記あり 

2016年01月14日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

自宅で蕎麦や饂飩を食べるとき、生麺だと群馬の特定メーカーのものが多い。
色々、食べ比べたが、コストパフォーマンスが良いので気に入っている。
また、一人前ずつ包装されているから、冷凍保存するのにも重宝だ。
饂飩は太麺と細麺があり、何れも美味しい。
冷凍しても、ほとんど味が変らないので、安いときにまとめ買いする。
饂飩と違い、蕎麦はあまり冷凍しない方が良いようだ。

先日、そのメーカーの“ひもかわ”を、試しに買ってみた。
いつものように、もり饂飩にして、アナゴの天ぷらで食べた。
美味しく食べられたが、名古屋の“ひもかわ”とは似て非なるものだった。
“ひもかわ”は、のど越しの良さが魅力である。
今回の“ひもかわ”は、のど越しではなく、歯応えが良いものだった。
つけ汁で食べるのなら、熱々の具沢山が良いのかも知れない。

翌日、東京では初雪の日、当地は降りこそしないが、日中でも気温が上がらない寒い日だった。
前日の“ひもかわ”が、もう一つ残っていたので、今度は“鍋焼き饂飩”で食べることにした。
山梨の“ほうとう”や、群馬の“おっ切り込み”のように、生麺を煮込むことも考えた。
“鍋焼き饂飩”を選んだのには、深い理由はない。
土鍋に、椎茸、白菜、葱、卵、野菜のかき揚げを順に入れ、固ゆでした麺を加え煮込んだ。
寒い日に、熱々の“鍋焼き饂飩”が、不味いはずがないと期待した。

生麺の量は前日と全く同じだが、天ぷらはアナゴが野菜のかき揚げに替わった。
野菜や卵が加わったが、大した量ではない。
ところが、食べてみると、凄いボリュームで、やっとの思いで食べ切った。
大きな野菜のかき揚げが、麺汁を吸い込んで、膨らんでいたのだ。
期待に違わぬ味だったが、“ひもかわ”というより、“ほうとう”か“おっ切り込み”を食べた気分がした。
“ひもかわ”と考えなければ、納得出来る味ではある。

   *****

写真
1月11日(月)と12日(火)の昼餉

追記
“ひもかわうどん”は、“きしめん”のルーツである“芋川(いもかわ)うどん”が、訛ったものです。
江戸時代の文献に「“きしめん”は、江戸では“ひもかわ”という」という記載があります。



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澪つくしさんへ

吾喰楽さん

こんにちは。

いい加減なことを書くと、澪つくしさんからクレームが付くと思い、追記しました。

きしめんは、冷たい「もり」でも、温かい「かけ」でも美味しいですね。
何れも、のど越しが命だと思っています。

“鍋きし”は未体験です。
某有名店の“味噌煮込みうどん”は、よく食べました。
やはり、半煮えの”コチコチ”でしたよ。

2016/01/14 12:01:15

名古屋のきしめん

澪つくしさん

吾喰楽さんがおっしゃる通り

>名古屋の“ひもかわ”とは似て非なる
 ものだった。

仰せの通り!
(名古屋でひもかわとはいいませんが・・・)
名古屋育ちの私からみても、全くの別物
ですよね!
幅でいえば きしめん<ひもかわ 
厚みは きしめん≒ひもかわ
塩水で打ち込んでいるのは、饂飩と同じ
ですが歯触りが違います!

茹できしめんが一般的と思われますが、
生めんを豆みそ(八丁味噌)仕立てで土鍋で煮る”鍋きし”が名物です♪
土鍋の蓋には湯気抜きの穴は無く、
取り分け皿として使います。

半煮えの”コチコチ”した歯触りが絶品!

商社勤めの頃、昼食に毎日食べても
飽きないくらい嵌っていました(⌒¬⌒*)

名古屋へおいでの時には、ぜひど〜ぞ(^^♪

あのお店、まだあるかしらん( ̄ー ̄?)

2016/01/14 11:49:30

きみさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

蕎麦もそうですが、饂飩は種類が多いですね。
料理の仕方でも、味わいが異なります。

私も、稲庭うどんも好きですよ。

2016/01/14 10:43:26

饂飩

喜美さん

種類が一杯ありますね
私は稲庭うどんが一番好きで
毎年同じ家から取り寄せ食べています慣れているせいか美味しいです

2016/01/14 10:34:57

SOYOKAZEさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

饂飩は、全国各地に色々な郷土料理がありますね。
その数、蕎麦以上かもしれません。

>米の食べられない庶民が、忙しい農作業の合間に作って、囲炉裏の鍋で茹でたのでしょうね。

甲府の“ほうとう”も、元々は今のような具沢山ではなかったようです。
農家の代用食で、有り合わせのクズ野菜を使ったそうですよ。

2016/01/14 10:24:47

うどん

さん

おはようございます。

ひもかわと一口に言っても、名古屋のきしめんや秋田の稲庭うどんのように、つるっと喉越しのよいうどんもあれば、当地の古くからの製麺所の饂飩のように、やや平たい形状でも、もちもちした噛みごたえのある物もあります。

奥多摩に、かつて、釜揚げうどんが絶品の店がありました。
温めた陶器の大鉢に釜揚げうどんを入れ、上には蕎麦がきで作った木の葉が一片浮いていました。(コースだと、無料でお代わりできます)
つけ汁はなく、醤油、鰹節、葱、海苔、生卵などで頂きます。
青梅では饂飩を「ずりだし」五日市では「ひきずりだし」と昔は呼んだそうです。
文字通り、切らずに引き延ばした、やや平たい不定形の麺です。

米の食べられない庶民が、忙しい農作業の合間に作って、囲炉裏の鍋で茹でたのでしょうね。

小麦で作った日本の麺は意外に多種だと思いますよ。

2016/01/14 10:05:08

ばばたまさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

麺を黒蜜と黄粉ですか?
初めて聞きますが、葛餅と同じ食べ方だから、ありですね。

子供のころから“ひもかわ”という呼び名を使っていました。
名古屋では“きしめん”が、一般的ですね。
“おっ切り込み”の「おっ」は、接頭語です。
「切り込み饂飩」と云えば、解りやすいと思います。
切った饂飩を、茹でずに、そのまま煮込みます。

2016/01/14 09:53:17

やせうま

さん

大分にはやせうまと言ってきしめんのような麺があって、黒蜜ときな粉をかけてスィーツで食べる お土産があります。
もう少し大きな麺でだご汁と言ってスーパーに売ってたのを見たことが・・・
地方で色んな名前がついてますね。
ひもかわやおっ切り込み 初めて聞きました。

2016/01/14 09:33:29

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