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陽だまりのねごと

介護退職 楡周平著 

2015年12月27日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し





雪深い地方で独居の母親が雪かき中に転倒骨折。
入院、手術。
退院後、東京自宅で妻が介護にあたる。
その妻がストレスから
かくも膜下出血で倒れる。
いよいよ万事休す。
大会社の管理職の激務こなすどころでなくなる主人公。
私的な事だと会社には事実ひたすら隠し、仕事に穴を開ける。
まっ、管理職大会社のなくても当たり前。
結局、一線から退かされ閑職部署へ配置換え。
その部署が不服で、
私立中学校へこれから通う子を持ち、
マンションのローンまでありながら、退職してまう五十代。

退職金と持ち金で5000万。
辞めれば目減りしかない。
最後は、またありないハッピーエンド。
ネタバレになるんでここらで止めておこう。

それにしても、現実味離れした小説。
介護退職って、もっと深刻。もっと苦しいはず。
生活困窮が何も描かれていない。

介護を手伝えない貧乏で弟夫婦にしても、本当の貧乏とは言えない。
むしろ実家におんぶして店まで出してもらい、
子供にお金がかかれば、また実家から援助の四十代。
ここがまた子供に学歴を付けるのに必死。

介護される親に金なし、
介護する子供に金なし。
介護退職して、親の年金でやりくり、
にっちもさっちも行かなくなって心中事件が絶えない現実から何と遠い小説か。

それに時代錯誤も甚だしい、謙信的な妻。
最後まで介護は女のもの臭が漂った。

それに一流学歴を得るために、勉強以外しない子供が登場。
認知症のおばぁちゃんと触れ合うシーン皆無。
教育の基本からムカつく。

介護退職のタイトルに惹かれ、
介護業界の大量退職者の話かと思って
バザーで作者がサラリーマン小説家とは知らず買ったもの。

お国の政策「介護離職ゼロ」も
最近まで介護職の離職問題かと思っていたアホなワタクシ、、 、

そうね、一流大学、一流会社、一流から無縁で生きてきた
貧しい知識と貧しい生活しかしらない
介護業界だけには詳しい還暦過ぎの身としては、
馬鹿馬鹿しいとしか言いようがない小説だった。

介護ちゅうもんはそんなに甘いもんやおまへんにゃん。

第一、認知症本人の痛みも描かれてなかった。
自分だって認知症になる確率ゼロじゃないのに。

こういう小説は
エリートと言うサラリーマンが読んで
楽しむの?




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