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たゆたえど、沈まず

COPDの合併症、筋肉劣化病 

2015年11月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

今ここ数日、新聞を配っていてなんとなく下半身に力強さが出てきたと感じる。不食を始めた9月から元気になり息切れが気にならなくなり身体能力が著しく向上したが、下半身を使うと息切れは以前のままであった。
それで先生にお願いして下半身の弱点を克服するためのメニューを組んでもらった。
その成果が出てきたなと思ったのでもっとハードなメニューにしようと提案したが先生は首を縦に振らない。
「茂作さんの頭は20代の頃の観念でものを言っているが、実際は70代だから50年の開きがある。50年のギャップは大きいどころじゃないですよ」と言われた。先生によると、私たちは人生の初期に成長期を体験する。その世界は全く何も考えなくても自然の摂理で骨も筋肉もどんどん伸びていく。使わなくても伸びていき使わなくても劣化しない。ところがそれを過ぎると劣化が始まる。私たちの肉体は有限で毎日少しずつ劣化している。特に50過ぎると凄い、60過ぎるともっと凄い、70過ぎるとまるで坂道、45度の坂道を転げ落ちるように劣化するらしい。
転びやすくなり骨折しやすくなり大腿骨を骨折するとあっという間に寝たきりになる。速い人だと二週間で寝たきりになる。若い人でも三週間寝ていたら立てなくなる。
若い頃鍛えた肉体でもその貯金はわずかしか残っていないのだ。


体を鍛えようとジムへ行っても70代の肉体にふさわしい鍛え方を指導してくれるインストラクターもいなければ指導書もない。高齢化社会というのはある意味で人類始めての社会で、見本も少なく蓄積したデータもほとんどない全てが初体験の未知の世界に生きているのだ。
筋肉を鍛えたらいいと頭では分かる。しかし、COPDをマニアックに研究している医者でも賛成はできても指導ができないのだ。そこに大きな大きな壁があるのだ。
70年間使い古し50年間ロクにメンテナンスをしていない老朽化したエンジンの肉体である。ちょっと無理すればすぐに故障するポンコツなのだ。
誰も面倒見たくない肉体なのだ。70歳のCOPDの最重症患者が少しでも鍛えようとジムの門を叩いても、まずは病気を治してからきてくださいと門前払だし、医師のところへ行っても「この病気は治りません」で終わりだ。ここから先は死ぬまでは金ばっかりかかって医者と薬屋だけが標準治療のマニュアルに従って儲けるだけである。
私はふと今の私の下半身は筋肉劣化病でCOPDの合併症のようなものだと思った。
この肺疾患からくる負のスパイラルの筋肉劣化病を克服するには分厚い大きな壁がある。
息切れですぐに動けなくなるから前に進めないのだ。取り付く島もない。
しかし地道にコツコツと隙を見つけ伸ばせる箇所を見つけてきたことで4年目にしてやっと水面の上に浮上し上半身に関してはおそらく40代の人といい勝負ができるだろう。
先生と2人で分厚い大きな壁を私は突破したのだ。
上半身の筋肉劣化病はなんとか克服した。残るは下半身である。下半身の筋肉を鍛えて身体能力がアップすれば下半身の動きによる息切れは軽くなる。
上半身と同じように下半身の身体能力も40代になったら全身が40代の身体能力になる。咳も出ない痰も出ない上に40代の身体能力ならCOPDを気にしなくて生きていける。
誰も突破したことのない分厚く大きな壁を突破したことになる。
あと一息である。とびっきり優秀な加圧トレーナーの先生に導かれて私は目的地を目指す。
幸せな夢見る71歳である。

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