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映画が一番!

幸福の黄色いハンカチ 

2015年11月10日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は「幸福の黄色いハンカチ」。
BSプレミアムで2015年11月10日(火)21:00〜放送。
以前、紹介しているので再掲です。
今日は高倉健さんの一周忌で、BSの各局で
今日は4本が放映されます。
健さんの往年の活躍を偲んで下さい。

原作は「ニューヨーク・ポスト」紙に掲載された
ピート・ハミルのコラム「Going Home」。

本作には「母に捧げるバラード」の歌、以後、
どん底だった当時の武田が監督の山田洋次から
声をかけられて、映画初出演。
健さんの主演の映画ですけど、武田のずっこけた
九州男児のロードムービーの一面があります。

失恋してやけになり退職した花田欽也(武田鉄矢)。
退職金で新車を買って北海道をドライブする。
網走で朱美(桃井かおり)をナンパして一緒に食事する。

同じ食堂に刑期を終えた男、
炭鉱夫だった島勇作(高倉健)がいた。

彼はビールを飲みながらラーメンとカツ丼を注文する。
このシーンで、健さんは二日間食事を絶っての演技。
ビールを両手で抱えて一気飲みして、ラーメンを
食べる姿は、出所して娑婆に出てきた男そのものでした。

欽也は朱美とドライブで海岸。
同じくそこにいた勇作に写真を撮ってもらう。
2人はその縁で彼を車に乗せ、3人旅を始める。

武田がカニを食べて腹痛を覚えて路上に車を
置いてティッシュ片手に草原に
飛び出して行くシーンは笑えました。
が、彼は監督に怒鳴られたと言っています。

”好きな女の子が見てる前で下痢をこらえて走るんだ。
情けなくて涙ぐまなければならないのに、
君は笑っている。お客さんが一番笑うところは、
俳優は泣きながら演じるんだ。覚えておきなさい。
喜劇は泣きながら作るもので、
悲劇は笑いながら作るものなんだ。
渥美さんは寅さんが振られる時、目の奥で涙が潤んでいる。
だから観客が笑うんだ。そう演じなさい。”
と言われたそうだ。

勇作は二人に自分の過去を語る。
スーパーのレジ係だった光枝(倍賞千恵子)との出会い、
幸せな結婚、喧嘩で相手を死なせてしまったことを。
そして出所した時、ハガキを出して、

”もし、まだ1人暮らしで俺を待っててくれるなら…
黄色いハンカチをぶら下げておいてくれ。それが目印だ。
もしそれが下がってなかったら、
俺はそのまま引き返して、2度と夕張には現れない”と

それを聞いた欽也と朱美は、
迷わず一緒に夕張に行くことを決心する。

欽也と勇作が別れるシーンでは、
武田はなかなか泣けなかったそうだ。
この時、健さんに長期間の撮影に感謝すると言われ、
感激してぼろぼろと涙をこぼして、
この瞬間に、別れのシーンが撮影された。
だから、彼は言ってますね。本当の涙で撮影が出来たと。

1977年(昭和52年)制作。
警察の渡辺係長役で渥美清も出演しています。



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健さんは北海道が良く似合う

yinanさん

Reiさん、今晩は〜!
健さんの映画では、
北海道をロケ地としているのが多いです。
それだけ、北海道は健さんと
イメージが合うのでしょうね。

撮影当時、武田鉄矢は仮免許で運手は下手だったそうで、
運転するシーンはトレーラーで牽引したり、
背格好などが似た小道具スタッフが運転したそうで、
全然わからないですね。
今、見ていますがそう言えば不自然なアングルが
あります。

2015/11/10 22:09:01

健さんを偲ぶ

Reiさん

いい映画でしたね。
若い武田鉄矢も桃井かおりもいい味を出していました。

何より健さんが最高でしたね。
北海道の雄大な自然の風景とマッチして、最後の場面まで引き込まれていきました。

2015/11/10 07:45:23

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