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ハロウィン　

2015年10月30日
テーマ：歳時記

　今朝の事です。
日本全国各地で、ﾊﾛｳｨﾝｲﾍﾞﾝﾄが開催され、盛り上がりを見せているﾊﾛｳｨﾝですが、

『渋谷では、ﾊﾛｳｨﾝの為の着替えで、各地のﾄｲﾚが占領されたり、ｺﾞﾐの大量放置等で批判が殺到している』

との報道に、複雑な心境になりました。

　日本には、関係のないお祭りですが、仲間や友達・家族等大勢で盛り上がり、楽しむのには最適なお祭りです。
商魂逞しい商戦に、乗せられいるのでしょうが、日本には、大勢で盛り上がれる秋のお祭りが無いのも確かです。

　日本の行事やお祭りは、家族や親族・地域を主体にした物が殆どです。
お正月や雛祭り・端午の節句・七五三等は家族(親族)間でお祝いし、無病息災を願いますし、御先祖様を供養しますお彼岸やお盆も同様です。
ﾊﾞﾚﾝﾀｲﾝやｸﾘｽﾏｽも恋人達や家族・お友達と限定されてしまいます。

　古くからの慣わしや風習・行事等が簡素化・衰退し行われなくなるのと比例して、家族関係同様、人間関係も煩わしく希薄になって来ているのでしょう。
若者達が、便乗する気持ちも解るのですが・・・

　10月19日の日本経済新聞に
『渋谷を警備する人員を、2014年の4倍となる800人導入予
　定。ｻｯｶｰﾜｰﾙﾄﾞｶｯﾌﾟ(W杯)の日本代表の試合や年越しのｶｳﾝ
　ﾄﾀﾞｳﾝの次に大規模な規制となるようだ。
　渋谷をｼﾞｬｯｸするﾊﾛｳｨﾝｲﾍﾞﾝﾄ「渋ﾌｪｽ」が、2015年10月
　31日(土)に開催される為、渋谷ﾊﾛｳｨﾝは警察による規制の
　強化がされるようだ。』

との旨の記事が掲載されていました。
かの、『DJﾎﾟﾘｽ』も出動するようです。

　渋谷区は 周辺のﾃﾞﾊﾟｰﾄ等への迷惑行為を防止する為、神宮通公園内に、有料の更衣室や着替え用のﾃﾝﾄを設置するそうです。

　大騒ぎして盛り上がり、楽しまれるのは大いに結構な事です。何かとｽﾄﾚｽを受け易い現代、ﾌﾗｽﾄﾚｰｼｮﾝの解消にもなるかもしれません。
しかし、飽く迄もﾓﾗﾙとﾏﾅｰを守っての事です。

　又、この様な記事も有りました。
昨年の事です。お化け達が残して行ったｺﾞﾐを、必死に片付けていたﾎﾞﾗﾝﾃｨｱの若者達のお蔭で、万聖節(11/1)の朝の渋谷は、元通り綺麗な街になっていたとか！

　日本人って、本当に不思議ですね！
平気でｺﾞﾐを捨てたり、ﾃﾞﾊﾟｰﾄのﾄｲﾚを仮装用の血のりで汚したりetc...
方や、汚された街をお片付けしてくれる若者も居て・・・

　ｺﾞﾐを捨てた人の中には、ｻｯｶｰ場でｺﾞﾐ拾いをした人もいるかも知れません。日本人特有の心理行動なのでしょうか？
それとも、万国全ての人々の内面に存在する、ｼﾞｷｷﾙとﾊｲﾄﾞの心理行動なのでしょうか？
或は、その様な行動は、只単に集団心理行動なのかは解りません。

　因みに、『ﾊﾛｳｨﾝ』とは、西ﾖｰﾛｯﾊﾟの先住民族であるｹﾙﾄ人の、万聖節(11/1)の前夜に、秋の収穫を祈り、悪霊を招かないようにする魔除けの儀式でした。
日本で此の祭事に参加した人、御自身が悪霊にならない様に、充分気を付けて欲しいものです。

『万聖節』とは、あらゆる聖人を記念する祝日なのですが、ｹﾙﾄ人達の1年の終りは10月31日で、この夜は死者の霊が、家族を訪ねて来ると信じられていました。

　又、同時期に出てくる有害な精霊や、魔女から身を守る為に仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていました。
当時のｹﾙﾄ人達のﾗﾝﾀﾝ(ちょうちん)は、カブで作りましたが、ｱﾒﾘｶ大陸が発見され、ｹﾙﾄ人達がｱﾒﾘｶ大陸に渡り、此の祭事を行う際、ｶﾌﾞが無かった為、其処で大量に収穫されていたｶﾎﾞﾁｬを使用し”ｶﾎﾞﾁｬﾗﾝﾀﾝ”を灯したのが、一般的なった様です。　

　その際、万聖節の前夜祭(ﾊﾛｳｨﾝ)に、子供達がｶﾎﾞﾁｬの器を被り、”各家を歩いてお菓子を貰う”と言うのが慣わしに成ったようです。

　≪ｶﾎﾞﾁｬのお化けの由来≫
　　
　ﾊﾛｳｨﾝのｼﾝﾎﾞﾙ、ｶﾎﾞﾁｬのお化けの由来をご存知でしょうか？ ｶﾎﾞﾁｬのお化けは英語では「Jack O' Lantern's（ｼﾞｬｯｸ ｵｳ ﾗﾝﾀｰﾝ)」と言い、"ｼﾞｬｯｸのちょうちん"を意味します。酒好きで人を騙してばかりのｼﾞｬｯｸは死後、天国にも地獄にも行けず、あの世とこの世を彷徨う(さまよう)ようになり、その時に持っていたのが、このちょうちんだそうです。

"Jack O' Lantern's story"【子供の英語教育】教材より

物語の続きは後日に！

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